雰囲気の悪い職場の特徴13選|雰囲気の改善方法も併せて伝授!
「職場の雰囲気が悪くて毎日息苦しいのをどうにかしたい」
「職場の雰囲気の悪さを改善する方法を知りたい」
そのような悩みにお答えします。
雰囲気の悪い職場にいるデメリットは、息苦しくストレスが溜まるだけではありません。
心身の健康状態が著しく悪くなり、長期的に会社に行けなくなることもあります。そして、スキルも身につかず成果も出せず、人材として市場価値のない人になることもあります。
なので、あなたの今の職場が雰囲気が悪い場合、一刻も早く改善するか、転職するかした方が良いでしょう。
雰囲気の良い職場に居れると、上司や同僚と楽しく仕事をしていけるし、みんなで協力し合い1つのプロジェクトを成功させる達成感を味わうこともできるでしょう。
その経験はあなたのスキルアップや成長にも繋がります。
職場の雰囲気が良いか悪いかだけで、社会人生活が大きく変わります。
そこでこの記事では以下の6つをお伝えします。
- 雰囲気の悪い職場の特徴13選
- 雰囲気の悪い職場になる原因5選
- 雰囲気の悪い職場で働くデメリット6選
- 雰囲気の悪い職場を改善する方法7選
- 雰囲気の良い会社の特徴7選
- 雰囲気が良い会社を外から見極める方法3選
内容が盛りだくさんだと感じるかもしれませんが、雰囲気の悪い職場で苦しみ続けたり、雰囲気の悪い会社に転職してしまったりする可能性をグッと減らすことが出来ます。
そして、雰囲気の良い職場で楽しくスキルアップしながら、充実した社会人生活を送ることができるはずです。
ぜひ、参考にしてみてください。
目次
- 1.雰囲気の悪い職場の13の特徴|あなたの職場は当てはまりますか?
- 1-1.社員同士で情報共有ができておらず、仕事の足並みがバラバラ
- 1-2.社員同士の会話が少なく、仕事以外でお互いの事を知らない
- 1-3.社員同士でトラブルが起きる
- 1-4.明らかに達成できないノルマが設定される
- 1-5.社員同士の競争を煽り過度に競わせる社風がある
- 1-6.努力が正当に評価されず、成果が上司のものになる
- 1-7.失敗やミスが許されない空気がある
- 1-8.パワハラが蔓延していて居るだけで気持ちが悪い
- 1-9.若手社員の意見は聞いたふりだけで全く通らない
- 1-10.質問しづらい雰囲気がある
- 1-11.職場内で悪口・陰口が蔓延していて、顔色をうかがうのに疲れる
- 1-12.新人や部下に仕事を教えない・仕事を教えている暇がない
- 1-13.仕事ができる人がどんどん辞めていく
- 2.雰囲気の悪い職場になる5つの原因|居心地の悪い会社の原因はコレだ!
- 3.雰囲気の悪い職場で働く6つのデメリット|長く居座るのは危険です!
- 4.雰囲気の悪い職場を改善する7つの方法|今の職場の雰囲気を変える方法はある!
- 5.雰囲気の良い会社の7つの特徴|入社・転職するならこんな会社に入ろう!
- 6.雰囲気が良い会社を外から見極める方法3選
- 7.雰囲気の悪い職場が改善の余地なしなら転職も視野に入れよう
- まとめ
1.雰囲気の悪い職場の13の特徴|あなたの職場は当てはまりますか?
雰囲気が悪い理由は職場によって違いますが、雰囲気が悪いと感じる理由として代表的なものが以下の13項目です。
- 社員同士で情報共有ができておらず、仕事の足並みがバラバラ
- 社員同士の会話が少なく、仕事以外でお互いの事を知らない
- 社員同士でトラブルが起きる
- 明らかに達成できないノルマが設定される
- 社員同士の競争を煽り過度に競わせる社風がある
- 努力が正当に評価されず、成果が上司のものになる
- 失敗やミスが許されない空気がある
- パワハラが蔓延していて居るだけで気持ちが悪い
- 若手社員の意見は聞いたふりだけで全く通らない
- 質問しづらい雰囲気がある
- 職場内で悪口・陰口が蔓延していて、顔色をうかがうのに疲れる
- 新人や部下に仕事を教えない・仕事を教えている暇がない
- 仕事ができる人がどんどん辞めていく
あなたの職場に当てはまるものはありませんか?
1つずつお伝えしていくので、あなたの職場で当てはまるものがないかチェックしなら読み進めてみてください。
1-1.社員同士で情報共有ができておらず、仕事の足並みがバラバラ
社員同士で情報共有ができておらず、仕事の足並みがバラバラだと職場の雰囲気が悪くなります。
社員同士が協力して仕事に取り組めなければ、お客さんに喜んで購入してもらえるサービスや商品を作るのも難しくなり、会社の業績自体も傾く可能性もあります。
1-2.社員同士の会話が少なく、仕事以外でお互いの事を知らない
職場では仕事の話だけですればよくて、プライベートの話は一切しなくていい、と思う人もいるかもしれません。
しかし、社員同士が全くお互いのプライベートなことを知らないのも職場の雰囲気が悪くなります。
お互いに仕事以外は「我関せず」になってしまうからです。
仕事とプライベートは完全には切り離せません。
たとえば、家族に病気がちな人や介護が必要な人がいて、どうしても仕事を休まなければいけないときもあります。
もしこのときお互いに仕事以外は「我関せず」の状態だと、「お前の家族の事情とかどうでもいいから、とにかく仕事はやれよ。そしたら休もうと早退しようと文句は言わないから」という空気になりかねません。
こういった職場では、空気が悪くなるのを恐れて「休みたい」と言えない人もいます。
1-3.社員同士でトラブルが起きる
社員同士で突然言い争いが始まったり、お金の貸し借りなどで揉めて職場の空気が悪くなるケースもあります。
目の前で同僚が言い争いを始めるのを見るのは、誰だって嫌です。
1-4.明らかに達成できないノルマが設定される
明らかに達成できないノルマが設定されている職場も、雰囲気が悪くなります。
たしかに、会社として業績を伸ばすにはノルマが必要な場合もあるでしょう。
しかし、明らかに達成できないノルマがある場合、社員同士で「どうせムリだし」「何あのノルマ!?」と愚痴の言い合いになり、不満もたまり、どんどん雰囲気が悪くなっていきます。
1-5.社員同士の競争を煽り過度に競わせる社風がある
社員同士で競争を煽り過度に競わせる社風も、雰囲気が悪い職場の特徴です。
社員同士が協力しにくく、最悪の場合には社員同士で成果の奪い合いが起きる可能性もあります。
中には競争に勝つために平気で同僚を蹴落とす人も出てくるかもしれません。
多少の競争は社員同士のモチベーションアップになるかもしれませんが、社員同士の過度な競争がある職場は要注意です。
1-6.努力が正当に評価されず、成果が上司のものになる
上司が部下をねぎらわず、部下の成果を我が物顔で自分のものにする上司がいる職場も雰囲気が悪くなります。
多くの部下が「どうせ頑張ったって上司の成果になるんだし」と思っていたら仕事を頑張ろうとも思わないし、愚痴の言い合いが増えるからです。
1-7.失敗やミスが許されない空気がある
雰囲気が悪い職場には、失敗やミスが許されない空気があります。
最近はコンプライアンスが重視され、会社は対外的にミスが許されない空気が世間的にはあります。
しかし、社内にまで失敗やミスが許されない空気になると、多くの人がミスを恐れるようになり、チェックが細かくなり、どんどん息苦しくなり、雰囲気が悪くなってしまいます。
1-8.パワハラが蔓延していて居るだけで気持ちが悪い
職場でパワハラが蔓延しているのも、雰囲気が悪い職場の特徴です。
ちょっとしたミスで過度に怒られたり、プライベートにめちゃくちゃ鑑賞されたり、するのが当たり前の職場では雰囲気が悪くなるのも当然です。
1-9.若手社員の意見は聞いたふりだけで全く通らない
若手社員の意見が全く通らないのも、雰囲気が悪い職場の特徴です。
上司が若手社員の意見に耳を貸さないということは、上司の考えだけで仕事を回そうとしている状態です。
つまり、「言われたことだけをきっちりこなす部下」がいればいい、とも言えます。
当然、ロボットのように扱われない人などいないので、不平不満が噴出し職場の空気が悪くなっていきます。
1-10.質問しづらい雰囲気がある
雰囲気の悪い職場には、質問しにくい雰囲気もあります。
上司や同僚があまりに忙しそうで声をかけにくかったり、基本的なことを質問すると「そんなこともわからないのか」と言われてしまったりする職場では、雰囲気が殺伐としてくるからです。
1-11.職場内で悪口・陰口が蔓延していて、顔色をうかがうのに疲れる
職場内で悪口や陰口が蔓延しているのも、雰囲気が悪い職場の特徴です。
悪口や陰口は聞いていて気分の良いものではありません。
しかも、自分が悪口を言われないように周りの顔色をうかがうようになれば、精神的にも疲れます。
1-12.新人や部下に仕事を教えない・仕事を教えている暇がない
雰囲気の悪い職場には「新人や部下に仕事を教えない」「仕事を教えている暇がない」という特徴もあります。
このケースの場合、忙しくしている上司や先輩には職場の雰囲気が悪いという自覚はないかもしれません。
ですが、部下の立場からすると、誰にも仕事のやり方を聞けず、社内マニュアルを自分で見ながら四苦八苦するのは息苦しく感じるはずです。
1-13.仕事ができる人がどんどん辞めていく
職場の雰囲気が悪いと、仕事ができる人がどんどん辞めていく場合があります。
職場の雰囲気が良くても、やりたい仕事があって辞めていく人もいるでしょう。
ですが、職場の雰囲気が良ければ「今の職場が楽しいし、仕事もやりがいがあるから」と残る人も必ずいます。
みんながみんな辞めていく場合は、雰囲気の悪さを疑ったほうがいいでしょう。
以上が、雰囲気の悪い職場の特徴13項目でした。あなたの職場に当てはまる項目はありましたか?
次は、雰囲気の悪い職場になる原因5選をお伝えします。
「なぜ職場の雰囲気が悪くなってしまうのか?」
原因がわかっていれば、対処し改善していくことができます。
これから職場の雰囲気を良くしていくためにも、雰囲気の悪くなる原因を把握しておきましょう。
2.雰囲気の悪い職場になる5つの原因|居心地の悪い会社の原因はコレだ!
雰囲気の悪い職場になる原因は以下の5つです。
- 社員同士のコミュニケーション不足
- 組織の和を乱す人がいる
- 能力や成果の差によって力関係が決まるため、社員の競争意識が高くなりすぎている
- 仕事が忙しすぎて、それぞれが自分のことで精いっぱい
- パワハラに対して会社として改善する気がない
1ずつ解説していきます。
2-1.社員同士のコミュニケーション不足
社員同士のコミュニケーション不足は、多くの問題を引き起こします。
第1章で述べた、社員同士の情報共有不足も、お互いの仕事以外のことを知らないのも、質問しにくい空気が出てしまうのも、すべてはコミュニケーション不足が引き起こしている問題だからです。
2-2.組織の和を乱す人がいる
組織の和を乱す人がいると、職場の雰囲気が悪くなる原因になります。
組織の和を乱す人がたった1人いるだけで、社員同士でトラブルが起きたり、悪口や陰口が蔓延したりしてしまうものです。
たった1人の人が変わる(orいなくなる)だけで、職場の雰囲気がガラッと変わることもあります。
2-3.能力や成果の差によって力関係が決まるため、社員の競争意識が高くなりすぎている
社員同士の力関係が能力や成果の差によって決まる環境も、職場の雰囲気が悪くなる原因になります。
能力や成果の差によって力関係が決まると、社員同士で差別意識が生まれます。
差別意識は、「アイツはできないやつだからな」とか「仕事ができるからって言いたい放題言いやがって」とか思う意識のことです。
こんな風にお互いに思っていたら、職場の雰囲気が殺伐としてしまいます。
また、突き抜けた成果を出した部下が上司に対してマウントを取る、ということも起きるので、社内の力関係がゴチャゴチャになりやすいことも原因となることがあります。
部下が上司の言うことを無視し、さも自分が偉いかのように振る舞うのは周りから見ていてよい気分はしないからです。
2-4.仕事が忙しすぎて、それぞれが自分のことで精いっぱい
仕事が忙しすぎて、それぞれが自分の事で精いっぱいなのも、職場の雰囲気が悪くなる原因です。
人は余裕がなくなればなくなるほど、表情は硬くなり、話しかけるなオーラを出し、雰囲気が重くなります。
社員の多くが重い雰囲気を醸し出していたら、当然職場の雰囲気は重くなってしまいます。
2-5.パワハラに対して会社として改善する気がない
誰の目から見てもパワハラが蔓延しているにもかかわらず、会社としてパワハラを改善する気がないのも職場の雰囲気が悪くなる原因です。
会社としてパワハラしても問題なし、としているわけです。この場合、自分の部署だけでなく、会社全体で雰囲気が悪くなっている可能性もあります。
以上が雰囲気の悪い職場になる5つの原因でした。
自分がいる職場の雰囲気が悪いとわかっていても、中には「自分の力じゃ職場の雰囲気なんて変えられないし、我慢するしかないか」と思う人もいるかもしれません。
でも、「雰囲気の悪い職場で我慢するしかない」という考えは非常に危険です!我慢し続けた結果、心身を壊してしまう可能性があるからです。他にも多くのデメリットがあります。
そこで次は、雰囲気の悪い職場で働くデメリットをお伝えします。
3.雰囲気の悪い職場で働く6つのデメリット|長く居座るのは危険です!
雰囲気の悪い職場で働くデメリットは、以下の6つです。
- ストレスが溜まり、鬱・自律神経失調症など精神的に異常が出る可能性がある
- 仕事へのモチベーションが日に日に消えていき、会社に行きたくなくなる
- スキルアップ出来ず、社会人として成長出来ない
- 社員同士が協力し合えない
- 成果が上がらない
- 致命的なミスが増加する
1つずつ解説していきます。
3-1.ストレスが溜まり、うつ・自律神経失調症など精神的に異常が出る可能性がある
雰囲気の悪い職場で働き続けるとストレスが溜まり、うつや自律神経失調症になる可能性があります(参考:一般社団法人 日本臨床内科医会)。
自律神経失調症になると、倦怠感やめまい、不眠、食欲不振など日常生活にも異常をきたしてきて幸福度が大きく下がります。
3-2.仕事へのモチベーションが日に日に消えていき、会社に行きたくなくなる
雰囲気の悪い職場に居続ければ、モチベーションが下がってもおかしくありません。
仕事へのモチベーションが下がれば、会社に行きたくないと思うようになります。
とはいえ、会社に行かないわけにいかないのでしぶしぶ出社する…そんな毎日、多くの人が続けたいとは思わないはずです。
3-3.スキルアップ出来ず、社会人として成長出来ない
上司や先輩たちとの良好なコミュニケーションがほとんどないような雰囲気の悪い職場では、「上司や先輩から教えを乞う」という機会が作りにくいものです。
結果、スキルアップできず、社会人として成長出来ません。すると人材としての価値が高まらず、転職の際に不利になります。
たとえば東芝は、2018年10月に「2019年からの5年間で7000人をリストラする」発表をしました。
1つの会社に勤めあげるのが難しくなり、何度も転職するのが当たり前になりつつあります。転職するのが当たり前の時代で、人材価値がないのは致命的です。
3-4.社員同士が協力し合えない
社員同士が協力し合えないのも、雰囲気の悪い会社の大きなデメリットです。
多くの仕事は、自分ひとりで完結できるものではありません。同僚や他部署の仲間と協力して、1つのプロジェクトを完成させていくことがほとんどです。
にもかかわらず社員同士が協力できなければ、本来うまくいくはずの仕事もうまくいかなくなるでしょう。チームワークや協調性といったスキルも磨くことができなくなります。
3-5.成果が上がらない
「スキルアップも出来ない」「社員同士が協力し合えない」となると、仕事の成果も上がらなくなります。
仕事の成果が上がらなければ会社の業績も上がりません。職場の雰囲気が悪いと、最悪の場合会社が倒産する可能性もあります。
3-6.致命的なミスの増加
職場の雰囲気が悪いデメリットは、致命的なミスが増加することです。
なぜなら職場の雰囲気が悪いと、小さなミスや不安を上司や先輩に相談することができないからです。
部下の中には「怒られるくらいならごまかしちゃおう。バレなきゃいいでしょ」と思う人もいるでしょう。その小さなごまかしが、あとあと致命的なミスに繋がることがあります。
以上が雰囲気の悪い職場で働くデメリットです。
雰囲気の悪い職場で働くデメリットは、思った以上に大きかったのではないでしょうか。
ここからは、雰囲気の悪い職場を改善する方法を紹介していきます。
あなたが職場の雰囲気を良くして、働きやすい環境を作る方法がわかります。
4.雰囲気の悪い職場を改善する7つの方法|今の職場の雰囲気を変える方法はある!
雰囲気の悪い職場を改善する方法は以下の7つです。
この7つを実践すれば、職場の雰囲気が大幅に良くなることは間違いありません。
- 自ら積極的なコミュニケーションをとる
- 成功事例を紹介してほめたり、感謝の言葉を伝えたりする
- 自分がムードメーカーになって職場の雰囲気を盛り上げる
- 誰かが悪口を言っていても絶対に乗らない
- 職場の雰囲気を悪くしている人を改心させる
- 職場の雰囲気を悪くしている人がいなくなるのを(移動するのを)待つ
- 職場の雰囲気を改善するのが難しい場合は異動や交代を希望する
1つずつ解説していきます。
4-1.自ら積極的なコミュニケーションをとること
雰囲気の悪い職場はコミュニケーションが不足している、という話は第2章でしました。
どのくらいコミュニケーション不足かというと、酷い職場では朝の「おはようございます」というあいさつすらない場合もあります。
挨拶したとしても、ボソボソと小さな声で「ぉはょぅござぃます…」と一応言うだけで、周りはそれに対して無視という場合もあります。
こういう雰囲気の悪さを改善するには、あなたが自ら「おはようございます!」と元気な声であいさつして周りを活気づけることです。
最初は照れくさいでしょうし、周りもビックリするでしょう。「アイツ、どうした?」と思われるかもしれません。
それでも何日か続けていれば、「おはようございます」と返してくれる同僚も出てくるはずです。
もし誰も挨拶を返してくれなければ、ちょっと強引に「○○さん、おはようございます!」と挨拶するのもアリです。人は名前を呼ばれて挨拶されたら、ほとんどの人は無視できず挨拶を返してくれるからです。
挨拶し合えるようになれば、自然と仕事の中でのコミュニケーションも増えてきます。
4-2.成功事例を紹介してほめたり、感謝の言葉を伝えたりする
成功事例を紹介してほめたり、感謝の言葉を伝えたりするのも職場の雰囲気を改善する方法の1つです。
人は褒められたり、感謝されたりすると嬉しいものです。ちょっとした成功事例や感謝ポイントを見つけて、どんどん周りの人を褒めたり、周りの人に「ありがとう」を伝えていきましょう。
それだけで職場が明るい雰囲気になります。
4-3.自分がムードメーカーになって職場の雰囲気を盛り上げる
職場の雰囲気を改善するには、自分がムードメーカーになるのも1つの方法です。
学校のクラスにムードメーカー的な人がいて、クラスが盛り上がったり空気が和んだりした経験は多くの人があるのではないでしょうか。
ムードメーカーと言っても、ガンガン盛り上げるだけがムードメーカーではありません。
もちろん盛り上げる人もいいですが、失敗してもなぜかいじられて丸く収まるキャラとかとぼけて笑いを取るキャラとかもアリです。自分に合ったキャラを見つけて、職場を盛り上げていけるのがベストです。
4-4.誰かが悪口を言っていても絶対に乗らない
職場の中には、誰かの悪口をいつも言っている人がひとりやふたりはいるかもしれません。
ですが、そういう悪口には一切乗らないのが職場の雰囲気を改善するためには重要です。
悪口は聞いていて気分が良いものではないですし、職場の雰囲気を悪くする原因です。
なので、できる限り悪口を少なくするためにも、悪口には乗らないようにしましょう。
4-5.職場の雰囲気を悪くしている人を改心させる
職場の雰囲気を悪くしている人を改心させることができれば、職場の雰囲気は大幅に良くなります。
悪口を言う人やパワハラしまくる上司が心を入れ替えていい人になってくれたら、職場の雰囲気はガラッと変わるはずです。
ただ、改心させるといっても相手に直接「お前が悪いから変われ!」と言って変わってもらえるものではありません。言われた方はやっぱり「ムカつく!」と思うからです。
なので直接言うのではなく、上司であればさらに上の上司にそれとなく注意するようにお願いしたり、悪口を言う人であればその人が言うことを聞く人にそれとなく注意するようにお願いしたりなどしてみましょう。
4-6.職場の雰囲気を悪くしている人がいなくなるのを(移動するのを)待つ
とはいえ、人を改心させるのは非常に難しいです。なので、職場の雰囲気を悪くしている人がいなくなるのを待つのも手です。
ただし、多少の我慢が必要になります。なので、雰囲気を悪くしている人が全然辞めたり移動したりする気配がない場合は、別の手段を取ったほうがいいケースもあります。
4-7.職場の雰囲気を改善するのが難しい場合は異動や交代を希望する
あなたが今いる職場の雰囲気を改善するのが難しい、もしくは自ら改善する気がない場合は、異動や交代を申し出て雰囲気の悪い職場から離れるのも1つの方法です。
正直、自ら異動するのが一番カンタンかつ即効性があります。異動先が雰囲気の良い場所であることがわかっているなら、積極的に異動のチャンスを狙うのがオススメです。
以上が雰囲気の悪い職場を改善する7つの方法でした。
自分自身が雰囲気の良い職場で楽しく働きたい場合、雰囲気の悪い職場を改善する以外に、入社・転職時に始めから雰囲気の良い職場に入ってしまう方法もあります。
正直、この方法が一番ストレスがありません。なので次は、雰囲気の良い会社の特徴を7つ紹介します。
これを知っておけば、入社・転職のときに雰囲気の良い会社を選べる可能性がググっと上がります。
5.雰囲気の良い会社の7つの特徴|入社・転職するならこんな会社に入ろう!
雰囲気の良い会社の特徴は以下の7つです。
この特徴を入社前に感じ取ることができれば、就活や転職でハズレの会社に入る可能性が大幅に減るはずです。
- 社内で悪口や差別がほとんどなく、社員同士の仲が良い
- 上司に責任感があり、部下を守ろうとしてくれる
- 情報共有の仕組みなど社員同士が協力しやすい体制ができている
- 成功実績や良い部分をお互いに認められる
- 若手が先輩・上司に意見を言いやすい
- 些細なことにも「ありがとう」と言い合える文化がある
- 個性が尊重されている
1つずつ解説していきます。
5-1.社内で悪口や差別がほとんどなく、社員同士の仲が良い
社内で社員同士の悪口や差別がほとんどなく、社員同士の仲が良い会社は雰囲気が良いことが多いです。
社員同士の仲が良ければ、自然と会話の中で仕事の情報共有もされます。また、お互いにプライベートのことも話して仕事以外のことも知り合えるし、仕事でも協力しやすくなります。
先輩から後輩への指導やフォローも手厚くなり、後輩が育ちやすい環境もできます。
5-2.上司に責任感があり、部下を守ろうとしてくれる
責任感があり、部下を守ろうとしてくれる上司がいると職場の雰囲気がかなり良くなります。
そういった上司は部下から信頼されます。部下から「この上司をもっと出世させたい!」と思ってもらったら、部下が一致団結して上司のために仕事をしてくれるので職場の雰囲気が良くなります。
自然と社員同士のチームワークも良くなるでしょう。
5-3.情報共有の仕組みなど社員同士が協力しやすい体制ができている
会社の仕組みとして情報共有がしやすい体制ができていると、社員同士が協力しやすく職場の雰囲気が良くなります。
情報共有ができていれば「どの仕事が進んでいてどの仕事が遅れているか」や「どの仕事がうまくいっていてどの仕事がうまくいっていないか」がわかるからです。
どこに力を貸せばいいかがすぐにわかるので、社員同士が協力しやすくなります。
すると、仕事の成果も出やすくなり、さらにじょくばの雰囲気が良くなる循環が生まれます。
5-4.成功実績や良い部分をお互いに認められる
仕事で成果を出したときや、それぞれの社員が持っている良い部分をお互いに認め合えると職場の雰囲気が良くなります。
認め合える仲間と一緒に居ると、そこに自分の居場所があると思えるようになります。
すると、安心感が生まれ、ちょっとしたミスや不安も相談しやすくなるので部署の雰囲気がどんどん良くなっていきます。
5-5.若手が先輩・上司に意見を言いやすい
若手が先輩や上司に意見を言いやすいのも、雰囲気の良い会社の特徴の1つです。
必ずしも若手の意見を全部聞き入れる必要はありませんが、先輩や上司が聞く耳を持っているというのは意外と重要なことです。
5-6.些細なことにも「ありがとう」と言い合える文化がある
「ありがとう」が飛び交っているのも雰囲気の良い会社の特徴の1つです。
些細なことでも「ありがとう」と言えるのは非常に重要です。人は誰かから感謝されたら嬉しいと感じるからです。
5-7.個性が尊重されている
個性が尊重されている職場も雰囲気が良くなりやすいと言えます。
誰にだって長所もあれば短所もあります。短所はすぐに直せるものでもありません(直すように努力することは大事です)。
なので、社員それぞれの長所を活かすような雰囲気があると、社員がイキイキ仕事をするようになり職場の雰囲気が活性化していきます。
以上が雰囲気の良い会社の7つの特徴でした。
これらの特徴を持つ会社を選ぶことができれば、極端に雰囲気の悪い職場に入ってしまうことはほとんどなくなります。
多くの場合、雰囲気の良い職場で働くことができるでしょう。でも「どうやったら雰囲気の良い会社の特徴がわかるの?」と疑問に思うかもしれません。
そこで最後に、雰囲気が良い会社を外から見極める方法を3つ紹介します。
この方法を知れば、就活や転職で雰囲気の良い会社を見極めることができるでしょう。
6.雰囲気が良い会社を外から見極める方法3選
雰囲気の良い会社を外から見極める方法は以下の3つです。
- 求人募集が多いところは人の入れ替わりが激しい証拠。要注意!
- 口コミサイトを利用し、職場の中の人の声を知るべし
- 転職エージェントを活用し、内情に詳しい人から話を聞こう
1つずつ解説していきます。
6-1.求人募集が多いところは人の入れ替わりが激しい証拠。要注意!
求人募集を調べてみて、ずーっと長い間求人募集が出っぱなしだったり、求人の人数が会社規模に対して多すぎたりする場合は、社員の入れ替わりが激しい可能性が高いです。
社員の入れ替わりが激しい職場は、雰囲気が悪い・忙しすぎる・求人内容と実際の仕事内容が違う、などの可能性があります。
(もしくは、優秀な人材を採るために条件が厳しく、採用率がものすごく低いため求人が出続けているケースもありますが…稀です)
求人募集が多すぎる会社は避けたほうが無難でしょう。
6-2.口コミサイトを利用し、職場の中の人の声を知るべし
Googleで「会社名 口コミ」と調べると、その会社の口コミを調べることができます。
口コミの中には実際の社員さんや元社員さんがコッソリ書き込んでいる口コミもあるので、実際の職場の空気をチェックすることができます。
ただし、もう辞めた元社員さんの書き込みはネガティブな内容に寄りがちなので、あくまでも参考とするくらいがいいです。
あまり1つの口コミに偏らずに、多くの口コミを集めて整理していくと職場の雰囲気はかなり見えてきます。
6-3.転職エージェントを活用し、内情に詳しい人から話を聞こう
転職する際には、転職エージェントを使うことができます。
転職エージェントは多くの転職希望者から話を聞いていて、意外といろんな会社の内部事情にも詳しかったりします。
なので、気になる会社があれば転職エージェントに内部事情を聞いてみると参考になる話が聞けます(転職エージェントによります)。
以上が、雰囲気の良い会社を外から見極める3つの方法でした。
これら3つの方法を使えば、就活・転職で失敗する可能性は大幅に減らせるはずです。
雰囲気の良い職場に入って、ぜひ楽しく働き、スキルアップもしていってください。
7.雰囲気の悪い職場が改善の余地なしなら転職も視野に入れよう
今、雰囲気の悪い職場にいてあまり改善の余地がないなら、転職も視野に入れて活動するのをオススメします。
第3章でお伝えした通り、雰囲気の悪い職場で働き続けるのはデメリットが大きすぎるからです。
逆に、雰囲気の良い職場で働くメリットは非常に大きいです。嫌々我慢しながら働くか、楽しく積極的に働くかで社会人生活の充実度は大きく変わります。
スキルアップできないか、スキルアップできるかであなたの人材価値は大幅に差が出ます。
だからこそ「自分が雰囲気の良い職場に居れるようにする」ことを最優先に考えて行動を選んでほしいなと思います。
まとめ
この記事では以下のことをお伝えしてきました。
- 雰囲気の悪い職場の特徴13選
- 雰囲気の悪い職場になる原因5選
- 雰囲気の悪い職場で働くデメリット6選
- 雰囲気の悪い職場を改善する方法7選
- 雰囲気の良い会社の特徴7選
- 雰囲気が良い会社を外から見極める方法3選
ここまでお伝えした要点を3つにまとめると以下です。
- 雰囲気の悪い職場で働き続けるのはデメリットが大きい
- 自分が雰囲気の良い職場で働けるようになることを最優先で考えよう
- 雰囲気の良い職場で働くには、今の職場の雰囲気を改善するか転職するかのどちらか
あなたが雰囲気の良い職場で働くことができれば、同僚と楽しく仲良く働くことができるし、どんどんスキルアップもしていけます。
10年後20年後を考えると、今雰囲気の良い職場を手に入れるかどうかで大きく人生に差がつくと言っても過言ではありません。
この記事でお伝えしたことをぜひ実践して、雰囲気の良い職場で働けるようになっていってください。