経営者・起業家・リーダーのための仕事の秘訣
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成長のヒント

2019.04.03 更新|2019.04.03 公開|

新元号のテーマは「令色を超えて、令和に至ること」 4401

<成長のヒント>
「令和」に至るには

「令色」を超えること。

令色とは
『 論語』の

「巧言令色(こうげんれいしょく)、鮮すくなし仁」

にも登場する。

この意味は
人から好かれようと言葉巧みに

愛想を振りまく者には

誠実さがなく

人を思いやる心が欠けていること。

令色とは
腹の中で、自分の欲望を抱えて

表面的には、人に合わせるが

結局は、自分の利益のために人を利用しようとすること。

これからの新時代のテーマ

「令和」に至るとは
個人的願望、心の傷、損得、自分都合、自己実現…

などを超えて

本当の和をつくっていくこと。

そのために

最初に乗り越える課題は

「被害者意識」を超えること。

もし、心のどこかに
「あの人のせいで、私は…」

「こんなにやっているのに…」

「そんなつもりは無いのに…」

「全然、分かってくれない…」

「私だって…」
と、被害者意識があるならば

カンタンに、令色に染まってしまう。

人は、被害者ヅラのままでいると

どんどん心が淀んでいき
誰かを加害者にして

周りの気を引くためのアピールとして

無意識でトラブルを起こしたり

多くの人たちを振り回す。

それでは

どんどん行き詰まっていくだけ。

・自分のことだけ考える。

・自分の仕事しかしない。

・自分のやりたいことしかしない。
それらを続けていたら

心の回転数が下がり、どんどん冷めていく。

そもそも

被害者意識があるのは

自分の可愛さしか見ていないから。

そこから抜け出す最大の秘訣は
「もう、こんなのはイヤ!!

どうか、助けてください!」
…と、心から叫ぶこと。

そして

勇気を出して、根本原因に向き合い

一歩踏み出すこと。飛び込むこと。

それから
周りを見て

周りを元気づけ

周りを助けて
人と関わり

人を大事にする。
すると自然に

回転数が上がり、熱量が上がっていく。

こうして

被害者意識を抜けるときに向き合った
不安、恐怖、悔しさ、辛さ.、寂しさ、喪失感..

などの心の痛みのおかげで

身近にいてくれる人たちの

気持ちを分かってあげられたり
これから出会う

歩みを止めている人の背中を押せたりして
本当の絆(つながり)を結び

令和に至ることができる。

あなたの光に触れる全ての人たちが
ますます輝いていき

その光の波が
世界の果てまで広がることを祈っています。
 
小田真嘉
小田真嘉(おだ まさよし)

監修・小田真嘉(おだまさよし)

経営コンサルタント。これまで1,000社以上の経営者と、1万人以上の現場スタッフ、マネージャー、リーダーたちとの深い対話から、働き方と生き方には4段階のステージがあることを解明し「進化の4段階説」を体系化。現在は、上場企業、リーディングカンパニー、老舗企業、個性的な小さな会社、業界のリーダー的経営者、第一線で活躍するプロフェッショナル、作家、講師、コンサルタント、コミュニティ主催者などの「リーダーの相談役」として活動。