人材育成のポイント|周りを感化する魅力的なリーダーになる3つの道

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どうすれば人は育つのでしょうか。

 

人材育成の最大のポイントは、関わる自分が成長していくこと。

それが原理原則です。

 

成長する組織には、教育は必須ですが、

リーダーが魅力的になり、成長していくことが一番の教育なのです。

 

その上で、スタッフが育つ手伝いや、環境づくりをすること。

 

リーダーが、普段から人の幸せを祈り、人の喜びを自分の喜びと思えるほど魅力的なら、

その存在そのものが周りを感化し、大きく成長させていくことができるのです。

 

リーダーが魅力的になり、成長していくことが一番の教育

 

人材の育成をするためにノウハウを学ぶことも大切ですが、

正しいことを正しく伝えても、人は思うように動きません。

 

では、リーダーにできることは何かというと、相手を「感化」する事しかできないのです。

 

例えば、自分が毎日楽しくイキイキと働き、スタッフから信頼され、愛されて仕事をしていれば、

スタッフから「いいなあ」と憧れられたり、悩みを相談される可能性が広がります。

 

そうやって、スタッフ自身が「こうしたい!」「変わりたい!」という状態になってこそ、

自ら成長するようになっていきます。

 

リーダーが魅力的で、誰よりもモチベーション高く働いていれば、

発せられる言葉やエネルギーが変わっていきます。

 

雰囲気も影響力も変わり、その姿にスタッフたちは感化されていくのです。

 

 

「勝ち負け」にこだわった努力ではスタッフには響かない

 

しかし、リーダーが誰よりも頑張っていても、

周りは全く感化していないということがあります。

 

なぜ、そのリーダーの頑張りに、周りは感化しなかったのでしょうか。

その理由は、「勝ち負けの世界」で頑張っているからかもしれません。

 

世間一般的には、自分の方が成功しているとか、偉いとか、金持ちだとか、優秀だとか、

そういう勝ち負けにこだわって生きているリーダーが多いように感じます。

 

なぜかというと、人生における勝ち負けが、成功、お金、才能、規模、評価といった、

従来のビジネス上の「ものさし」や、古い価値観で決定されているからです。

 

無意識のうちに「負けたくない…」という思いをもっていると、

自分のみっともない姿を目の当たりにするのを避けようとします。

 

そして、スタッフに対して対抗心をもったり、

「あいつはダメだ」と責めたり、無理やり動かそうとして、自分が上に立とうとします。

 

しかし、勝ち負けのための努力では、周りを感化することはできません。

 

仲間に対してどれだけ良いことを言っていても、

努力している姿を見せても、

あなたがいつも一人でいるときに考えていることが、仲間に伝わっていきます。

 

あなたはいつも何を考え、何を思い、仕事をしていますか。

あなたの脳内会話では、どんな言葉が交わされているでしょうか。

 

 

 

 

人材育成に必須|魅力的なリーダーになるための3つの道

 

人材育成の最大のポイントは、周りが感化していくほど、魅力的なリーダーになること。

そのためには、具体的に何をしたらいいのでしょうか。

 

その基本がこの3つです。

  • 素直さ
  • 使命感
  • 求道心(ぐどうしん)

 

 

 

1.素直さ

 

「素直さ」とは、「可愛げ」です。

 

どんなに技術や才能に溢れていようとも、どんなに実績や地位があろうとも、

可愛げがなくなれば、人は魅力を失います。

 

可愛げのない人には、誰も何も与えようとは思わないし、関わりたいとも思わないでしょう。

 

そして、素直な人とは、聞いたこと、教わったことを、すぐに実行、実践する人のこと

行動に移すまでが「素直」です。

 

反対に、その場だけリアクションよく聞くだけ聞いて、それを実践しない人は素直とはいいません。

 

その愚直に実行する姿勢が、可愛げにつながっていきます。

 

素直さがあれば、年下であろうとも、未経験者からであろうとも、

どんな人からでも学ぶことができ、大切なことに気づくことができます

 

素直さなくして、成長なし」です。

 

つまり、

「素直さ」≒「可愛げ」≒「愛され度」であり、
「素直さ」≒「行動力」≒「吸収力」なのです。

 

では、素直な人になるにはどうしたらいいのでしょうか。

それは、心を強くすることです。

心が強くなければ、真に素直になることはできません

 

では、心の強さはどこからくるのか?

それは熱い使命感からきます。

熱い使命があるからこそ、人は自然と素直になっていくのです。

 

 

 

2.使命感

 

使命感」とは、読んで字のごとく、

目の前の人のために、自分の命を使う」ということ。

 

「今の仕事を通じて、目の前の人に、どう命を使うのか?」というのは、

何のために、今の仕事をやっているのか?」という命題に置き換えることができます。

 

そして、それを突き詰めて深めていくと、

「働く意味」や、自分自身の「存在意義」が立ち現われてきます。

 

すると、まるで水脈を掘り当てたかのように、次々と「魅力」がわき出てくるのです。

 

最大手書店の「紀伊國屋書店」は、今でこそ出版界の中心となっていますが、

当初は全くそうではありませんでした。

 

紀伊國屋書店創業者の田辺茂一さんは、経営に全く興味関心がなく伸び悩んでいました。

 

田辺さんの片腕だった元紀伊國屋書店名誉会長の松原治さんは、

ひたすら「何のために、今の仕事をやっているのか?」と自らに問い続けていたそうです。

 

するとある日、

私たちは、単に本を売る本屋ではなく、情報の発信基地(知のゼネコン)という文化事業である

ということが突然ひらめくのです。

 

「そこへ行けば何かがある」というコンセプトを基に、

従来の書籍販売にこだわらず、演劇活動にも積極的に乗り出し、

紀伊國屋演劇賞を主催し、紀伊國屋ホール、紀伊國屋サザンシアターと2つの劇場を経営します。

 

そして、本業としては、当時では珍しい洋書の輸入を始め、

さらに、日本の情報の発信基地として、世界各国に出店をしています。

 

このように、使命感は、日々目の前の仕事に真剣に向き合いながら、

自分自身と対話することで、深まっていきます。

 

人は使命感(何のために、今の仕事をやっているのか?)がストーンっとハラに落ちた時に、

止めどないアイディアとエネルギーが湧きあがってくるのです

 

そして、その使命感は、愚直な求道心から生まれます。

 

真剣に仕事に向き合っていたら、苦しいことも、キツイことも、辛いこともあります。

それをどれだけ超えていけるかは、求道心次第です

求道心の強さが、使命感の高さにつながるのです。

 

 

 

3.求道心

 

「求道心(ぐどうしん) 」とは、今の仕事を通じて自らを磨き、

人生(道)を極めようする心意気のことです

 

道はどこにでもあり、誰でも道に気づくことができ、歩むことができます。

 

料理人は料理道として、美容師は美容道として、野球選手は野球道として、

あらゆる商売は商道として、歯科医は歯道として、経営者は経営道として、

全ての仕事には道はあり、それを道として歩むかどうか、ただそれだけです。

 

「その道を極めん」と決めたときに、求道心が一気に燃えてきます

 

求道心があれば、今日の生き方と働き方が変わってきます。
その中でも代表的な姿勢が、3つの取り組み「M・B・D」としてあらわれます。

 

  • More 昨日よりも、今日はもっと(量を)やる
  • Better 昨日よりも、今日は良く工夫改善する
  • Different  昨日とは、今日は違ったことをする

 

つまり、

求道心とは、昨日よりも今日、自らを磨いて成長しようする姿勢です。

求道者とは、昨日よりも今日、周りに貢献(救済、奉仕)する人のこと。

 

そして、それを毎日続けられる人こそが、真の求道者なのです。

 

求道心は、覚悟から生まれます。

経験も自信も才能も技術も一切要りません。

 

必要なのは覚悟のみ

 

今この瞬間から、道を歩むかどうか決めるだけ。

その覚悟の深さが、リーダーの魅力の高さとなるのです。

 

 

 

まとめ:最終的には、リーダーはそこにいるだけで最大の仕事になる

 

「素直さ」「使命感」「求道心」の3つには、ゴールがありません。

 

いくらでも、素直になれます。

いくらでも、使命感を燃やせます。

いくらでも、求道心を貫けます。

 

これを3年も5年も10年も、数十年も継続する、

そんな生き様をしている人の背中からは、魅力の光が放たれているものです

 

自分都合(勝ち負け、損得、好き嫌い)で考えることも忘れ、

ただただ目の前の人に向き合っていたら、目の前の道を歩んでいたならば、

いつの間にか、自然と人が集まり、周りを感化するようになるでしょう。

 

 

最終的にはどうなるのかと言ったら、

代表や社長や理事長や院長は、そこにいるだけが最大の仕事になるのです

 

ここにたどり着くにはとても時間がかかりますが、

あなたが諦めなければ必ずそこにたどり着くことができます。

 

あなたの光に触れる全ての人たちが幸せと豊かさに包まれ、

その光の波が世界の果てまで広がることを祈っています。

 

小田真嘉

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