会社の理念を深く浸透させ、一致団結して働くための3つのポイント

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ただ食べるためだけを目的に働くのではなく、

喜んで、人の役に立つ働きかたをする人が増えてほしい。

 

意識の高い経営者やリーダーほど、そんな想いを持っています。

 

特に、

  • 会社を立ち上げたばかりの創業時
  • 社員が増えてきた第二次創業時

 

そんな風に新しい人と関わる時期に差し掛かると、

理念の通りに動ける人と、動けない人の差が目立つようになります。

 

だからと言って、ただ理念を毎朝復唱しているだけでは、

その通りに働ける人はなかなか増えていきません。

 

抽象度の高い理念を浸透させるには、もっと言葉・表現・事例を変えながら、

何度も聞き飽きるくらい伝え続ける必要があります。

 

では、どのような場面で、どのようにして伝えるのか?

この記事では、理念を浸透させるための具体的な方法をお伝えします。

 

社員一人一人の働きかたは大きく変わり、会社には団結力がうまれ、

世の中にとってさらに良い会社へと成長していけるはずです。

 

抽象的な理念を唱え続けても、多くの社員は理解できない

 

会社の理念は、1回言うだけでは伝わらない。

何度も繰り返し言い続けないと伝わりません。

 

例えば、生活のために働いてる人に対して、「人のために働こう」とか言われても、

「いや、そんなこと言われても…」となる。

 

それなのに、『お客様の幸せ』とか、『優しさ』とか、『いい会社』とか、『愛がある人』とか、

漠然とした抽象的な表現を伝えられても、相手は全くわからない

 

なんとなく概念的にはわかっていても、

ほとんど理解できていないと思った方がいいです。

 

いつ分かるのかというと、その人が成長した時です

その人が成長して働きかたのステージが上がったときに、やっと分かるようになる。

 

つまり、上から下はよく分かるけれど、下から上は全くわからないのです。

 

 

言葉・表現・事例を変えて、聞き飽きるくらい伝え続ける

 

当たり前のように「分かってるよね」って理念を語るよりも、

 

  • 仕事で何を大事にしてきたい?
  • 私達の未来とは何?
  • その為には私は何が出来る?
  • みんなで何やってく?

 

という、意識の共有が大事です。

 

つまり、抽象的な理念を一方的に伝え続けるのではなく、

言葉を変え、表現を変え、事例を変えて何度も伝え、一緒に考え、本音で語り合うのです。

 

そうした問いを、何度も聞き飽きるほどしてこそ、理念は浸透していきます。

 

 

あなたの会社に理念を浸透させる3つのポイント

 

では、そういった話を、どのようなタイミングで、どのように伝えたらいいのか。

意識したい3つのポイントがあります。

 

 

1:理念が最も浸透しやすいのは人を採用するとき

 

私は、組織の活性化をする時に、「新卒を取りましょうか」という提案をします。

 

新卒が入ってくるときに、改めて仲間と一緒に、

 

  • うちの会社どうして行きたい?
  • 入って来るのって今度こういう人らしいんだけど、どうやって育てる?
  • うちのポリシーからいったらどうかな?

 

と、話し合うキッカケができるからです。

 

さらに、新卒に対して分かりやすいように、

会社の理念を喋らなきゃいけない場面がたくさん出てきます。

 

「うちの会社はこういうのを大事にしていて、こうで、ああで…」って、

伝える側も考えながら話すようになります。

 

だから、人が採用されるほど、すごくチャンスなんです。

理念を浸透させたり伝えやすい時っていうのは、実は採用した時なのです。

 

あなたの会社も、採用する時期に差し掛かっているのなら、

まずは今いる仲間たちと、会社の理念についてぜひ話し合ってみてください。

 

具体的にどんなことを話し合えばいいのかは、下記の記事の5つのステップを参考にしてください。

理念を見直す際の大切な「問い」をご紹介しています。

仲間との進む方向を示す羅針盤「企業理念」を作る5つのステップ

 

 

2:何でも本音で話せる「場作り」をする

 

理念や、会社の取り組む仕事だけの話をしていると、ぎくしゃくし始める場合があります。

 

たまに、「公私混同するな。雑談・無駄話禁止」というルールを決めている会社もありますが、

多くの場合、組織の雰囲気は悪くなっていきます。

 

隣の人の気持ち、お互いの気持ちが分からなくなったら、危険信号

お互いを分かろうとする努力や姿勢が無くなったら、その組織は終わりです

 

「最近テレビを見てこんなこと思ったんだけど」

「ちょっと今日来る間にこんな事あってさ」

 

そんな、雑談みたい会話は実はすごく重要で、

非効率が実は最も効率的だったりします。

 

みんなで集まって色んな話をしたり、仕事とは全く関係ない事をするうちに、

心の距離は近くなり、信頼関係や仲間意識が生まれていく。

 

そんな、なんでも本音で話せる「場作り」ができてこそ、

もっと深い『理念』や『働くときの意識』などの深い話ができるようになっていくのです。

 

理念を語るまえに、まずはそれを語れる土壌作りを意識してみてください。

 

 

3:すぐに理解できない社員にも、感化するチャンスを待つ

 

たくさん話し合う機会をもうけても、

「他人の為に生きよう」と思える人と、やっぱり思えない人はいます。

 

その場合は、相手が感化するのを待つことしか出来ないと思うのです。

 

例えば、あなたが毎日楽しく生き生きと働いていたら。

お客様から信頼されて、愛されて、日々の仕事をしていれば。

 

何かしら「いいなあ」って憧れられたり、悩みを相談される時がきます。

そうしていく中で、相手は感化され成長していくことがあります。

 

もしくは、その人が仕事で、お客さんに死ぬ程喜んでもらえた経験をすることで、

その人の働きかたのステージが変わる場合もあります。

 

特に内職の人や、お客様と直接接する事のない人たちは、

自分たちがどのように役に立っていて、喜んでもらえているのかが分かりません。

 

その場合は、お客様の声を伝えたりする事も大切です。

 

工場で部品を作っている人たちに対して、その部品がどんな商品になって、どんな人の役に立っているのかを知ってもらうために、工場内に「展示ルーム」を作った会社もありました。

 

ただ、「人のために働こうよ」と言っても、伝わらない人は必ずいる。

その人が内的に「変わりたい!こうしたい!」という風にならないと難しいのです。

 

しかし、必ずその人が感化するチャンスはきます

そのチャンスを待ったり、機会を作ることも、経営者やリーダーの大切なお役目です。

 

 

会社の中心部の熱が高ければ、その熱と共に理念も伝わっていく

 

理念とか目標設定が強くなればなる程、

ついつい、「ちゃんと出来てるか?」「お前も働けよ」と思ってしまいがちです。

 

隣の人がどんな気持ちなのか、分からなくなっていくのです。

 

会社ごとに、その臨界点が5人のところもあれば、10人のところや、50人のところもある。

経営陣の器によって、適切な人数が決まります

 

だからこそ、「理念が浸透していない」と感じた時、それは社員だけの問題ではなく、

あなた自身が一歩成長するチャンスなのかもしれません。

 

会社の中心部の温度が高ければ、その熱はだんだんと広がっていきます。

反対に、中心部の温度が低いまま理念だけを伝えていても、広がることはありません。

 

だから、まずは、あなたを含め、その周りの人たちで、

想いや、意識や、気持ちを熱くして、共有しながら、行動に移していく

 

するとその熱は、自然に広がっていきます。

一人、また一人と、感化する社員も増えていきます。

 

どんな働き方が社員にとって、会社にとって、企業にとって、お客様にとっての幸せなのか。

 

そうして、あなた自身の熱を高くしていくことこそ、

周りを感化し、あなた自身を成長させるキッカケになっていくはずです

 

あなたの光に触れる全ての人たちが、幸せと豊かさに包まれ、

その光の波が、世界の果てまで広がることを祈っています。

 

小田真嘉

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