経営者の役割は「あなたが言うなら喜んで」と言われるくらい魅力的に成長すること

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経営者の役割は、事業の決定をしたり、資金の配分をすることだけではありません。

また、正論だけを言って動かせばよかった時代も、もうとっくに終わりました。

 

今は、魅力の時代です。

 

私自身、今までたくさんの企業を訪問し、多くの経営者とお会いする中で、

極端に分けて2つのタイプの経営者に出会ってきました。

 

「(あなたが言うから)、できるならやりたくない」と思われる経営者と、

「(あなたが言うなら)、喜んでやります!」と慕(した)われる経営者です。

 

もちろん技術の向上や、仕組みづくりも大事ですが、

それ以前に経営者である、あなた自身が魅力的かどうか。

 

それが経営を大きく左右していきます。

 

あなたの「魅力」が最大の経営資源になる

 

つい最近まで、経営で大事なことは、「人・モノ・金・情報・時間」でした。

しかし、これは今までの話し。

 

これからの時代は、「経営者の魅力」が最大の経営資源になります。

 

一人の力や、仕組みで回すにはいつか限界がやってくる。

周りの力をお借りしてこそ、ようやく進んでいくことができます。

 

そのために大事なのは、

周りとの信頼関係、人柄、人間性、可愛げ、恩、貸し、共感」です。

 

あなたがどんなに正しいことを言っても、

どんなに知識や技術、経験、地位があったとしても、

それ以前に、周りからどのように思われているのか

 

その見えない小さな違いが、見える大きな違いを生み出していきます。

 

 

周りから愛され信頼されることで、全てが上手く回りだす

 

あなたが魅力的になればなるほど、それにあった「人・モノ・金・情報」が集まってきます。

 

シンプルにいえば、経営者に魅力があれば、

 

  • お金をかけなくとも素晴らしい人が集まってくる
    (給与不要で働く人も集まる)
  • 必要で質のいいモノが集まってくる
    (フリーでサービスを受けることも可能)
  • 自然と利益が出る
    (幸福第一主義の大きな幸せの小さな会社を実現できる)
  • 自然と質の高い情報が集まってくるようになる。

 

 

逆に、経営者に魅力がなければ、

 

  • お金をかけないと、優秀な人材を集められない
    (たとえ入社しても、どんなにお金をかけても定着率は低くなる)
  • お金をかけて、いいモノをそろえなければならない
    (環境を整えるほど、逆に社内の新たなる不満が出てきて、権利を主張するようになる)
  • 必死に利益を上げなければいけない
    (常に、最先端を走り高度な技術を開発したりして、売れる商品や、独自のサービスを作りだしたり、それらがなければ激しい営業をしなければならなかったり、売上第一主義の小さい幸せの大きな会社となってしまう)
  • 情報ツールを駆使して、必要な情報を集めなければならない。

 

あなたは今、どちらの状況にいるでしょうか?

 

 

魅力ある経営者が大切にしている2つの役割

 

私が多くの経営者にお伝えしてきたことは、大きく分けて2つ。

 

1:高い理想を持ち、身の内に柱を立てる

2:無執着に、愛を持って、役割に徹する

 

あなたが今、どんな状況であろうと、この2つを意識することで、

周りから信頼され、愛され、喜んで動いてもらえるような、魅力ある人へと成長することができます。

 

1:高い理想を持ち、身の内に柱を立てる

 

魅力ある経営者になるために、必須なものがあります。

それが『問い』です。

 

「そもそも、私の仕事は何か?」

 

この問いをどれだけ続けられるか、どれだけ深められるのか、

それがあなたの魅力の礎を築いていきます。

 

要するに、あなたの仕事にとって、

譲らない何か、貫きたいモノなどの「身の内の柱」を立てること

 

それが何かわからないままでは、次々に起きてくる事象に心が奪われ、

本来の目的や役割を忘れてしまい、やがて大切な何かを失うこともあります。

 

迷ったとき、立ち止まったとき、エネルギー不足で息切れしてしまったとき、

「身の内の柱」に戻ることで、やるべきことと、やらなくていいことが、自然と見えてきます。

 

 

静岡に、全国のお布団屋さんが注目している、「わたしの眠りいなべ」という寝具店があります。

そこのご主人の井鍋安弘さんが、以前こんなお話しをしてくださいました。

 

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私は単に布団を売る「布団屋」ではなく、眠りをお手伝いする「眠り屋」であり続けたい。

それが私の仕事だと思っています。

 

カラダとココロに良い素材でつくった本物の寝具をご提供し、

睡眠の正しい知識をお伝えしていくことが私の使命です。

 

その人生の貴重な時間で、いかに正しい睡眠をするのか、

私はそのお手伝いをしたいと思っています。

 

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お客様の中には、わざわざ車で3時間もかけて通ってくれる方がいたり、

「私ここに来るのが、ずっと夢だったのよ」と涙ぐむ方がいらっしゃるほど、人気の寝具店です。

 

あなたの仕事は、どうでしょうか。

 

  • 今の仕事を通じて、誰に何を提供していますか?
  • 人様の人生がどうなるための、お手伝いをしていますか?
  • 突き詰めるところ結局、あなたの仕事は何をすることですか?

 

それを自らに問い続けること。

そうして身の内の柱が立てば、自然と進むべき道も見えてくるでしょう。

 

2:無執着に、愛を持って、役割に徹する

 

人はたくさんの役割を持って生きています。

あなたにも、「経営者」という役割があります。

役割とは、天から与えられるものであり、人から求められるものです。

 

それは、まるで人生という航海をする船のような乗り物。

人は役割に乗ることで、今までとは違う次の世界(ステージ)へと運ばれるのです。

 

与えられた役割を徹しようとすれば、本意ではないこともあるかもしれません。

好き好んでやりたくないことも起きるでしょう。

 

しかし、そのときこそ役割を通じて、自分を育てていくチャンスです。

 

そうすることで、役割の船に乗って新しいステージに運ばれていくだけではなく、

大切な人たちも、今まで以上に運ぶことができます。

 

役割を通じて、どこまで自分を育てることができるか。

それが経営者の質、魅力の光そのものに直結します。

 

関わる人とは、ビジネス関係だけでなく、公私混同して、遠慮せず、

プライベートにもgive-and-givenの精神で踏み込む。

そして、自分の損得を越えて、人の面倒をみたり、教え、育てること。

 

人は与えることで必要なものを得て、与えることで幸せが深まり、

与えることで道が開かれていきます。

 

人生で出会う全ての出来事は、さらに与えられる自分に成長するために与えられ、

それをまた純粋に与えることで、あらゆることが動いていく

 

そうしてあなたが無執着で、愛のある状態でいるだけで、

あなた自身が大きく飛躍することはもちろん、周りまで感化していきます。

 

役割に徹するコツは、「まぁ、いっか!」「よし、やるか!」と開き直ることです。

開き直れば、人生も開けていきます。

 

いずれ次の扉が開かれる時が訪れるでしょう。

 

他人の役に立つことに欲深くあれ

 

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自然の全て、木々も鳥も動物たちも、全てが他のもののために生きている

 

なぜロウソクは燃えて溶けていくのか。それは光を与えるためである。

なぜ香は燃えて、灰になるのか。それは香りを与えるためである。

なぜ樹木は伸びるのか。それは、果実と花を与えるためである。

 

おおよそこの世界に、生物無生物を問わず、

自分だけのために生きているものなど、あるだろうか。ない。

 

ならば自然の全て、犠牲だというのに、

一人、人間だけが利己的な生を送ってよいものだろうか。

 

(『インテグラル・ヨーガ』スワミ・サッチダナンダ)

 

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どんなものでも、この世にある全てのものは、何かを与えるために存在しています。

 

貪欲であり欲深いのであれば、人の役に立つことに欲深くなり、

他人の苦しみを軽減するお役に立つ方が、本当の意味で大きく深い喜びを得られます。

 

ただ、それは自分の生活まで犠牲にすることとは違います。

あなたがもっと他人に奉仕するためには、自分自身を備えておくことも大切です。

 

他者に奉仕するための自分自身の住まいをもち、

また明日の朝も元気で、他者へ奉仕に出かけられるように、ゆっくり休むためのベッドがいる。

 

何をする時でも「私は他者に奉仕するために自分自身を整えているのだ」という思いを持つ。

 

そんな風にして、自分を整え、社員や会社、地域、企業、国、世の中のお役に立つこと

それが経営者である、あなたの役割です。

 

あなたの光に触れる全ての人たちが、幸せと豊かさに包まれ、

その光の波が、世界の果てまで広がることを祈っています。

 

小田真嘉

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