テーマ型とゴール型|働き方のスタイルによって仕事の教え方は変わる

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何度同じことを教えても、なかなか思い通りに動いてくれない社員。

社員の教育にどれだけ一生懸命になっても、誰かに評価されることもありません。

もういっそのこと、自分でやった方が早いと割り切ってしまいたくなることもあります。

 

でも、あなた一人の力には限界があります。

いつまでたっても一人で全てをこなす事はできません。

 

チームとして意識高く仕事をしていくためにも、

仕事を教える側に必要なのは、相手の本質をしっかりと見ることです。

 

人は大きく分けて、「ゴール型」と「テーマ型」の2つのタイプに分かれます。

それぞれ、仕事の仕方も、話し方も、考え方も、何もかもが真逆。

 

相手のことを知らないまま、自分の常識だけで仕事を教えても、相手には全く伝わりません。

話も聞かないし、行動にも移してもらず、関係性は悪くなる一方です。

 

反対に、相手のことを理解し、その人にあった仕事の教え方をすれば、

自主的に、言われたこと以上の働きをするようになっていくのです。

 

 

社員の本質に合わせた仕事の教え方をしよう

 

仕事を教える側に大切なのは、相手のことをしっかりと見ることです。

 

いままで、多くの会社のコンサルをしてきましたが、

社員の結果の出し方には2つのタイプがあることに気付きました。

 

ゴール型とテーマ型です。

 

表を見てわかるように、それぞれ、

仕事の仕方も、話し方も、考え方も、真逆と言っていいほど異なります。

 

つまり、仕事の教え方も、相手のタイプによって大きく変わってくるということです。

 

 

1:計画通りに目標を達成していくゴール型

 

ゴール型は、ゴールを決めたら一直線に、単純に、そのままストレートに突き進むことができます。

つまり、ゴール型は常にゴールを見据えて動いているのです。

 

なので、プロセスよりも、結果重視です。

 

毎日、毎週、毎月、目標や売り上げをしっかりと決めていくことで、

その計画通りに仕事を進めることができます。

 

目標を手帳で管理している人も多いです。

 

待ち合わせでは、時間と場所をアバウトにしないで「1時半に○○の前」とはっきり伝え、

テレビを見る時は、CMのたびに番組を変えたりしないで、最後まで同じ番組を見続けます。

 

そんな、ゴール型の欠点は何か?

それは、柔軟性がなく臨機応変な対応が出来ないこと。

 

ゴールに向かうことは得意だけれど、

そこに向かううちに、周りの人のことが見えなくなったり、無視するようになる場合があります。

 

そして、よくゴール型は話を聞いていないと勘違いされることがあります。

 

しかし、実際には、ゴール型は話を聞きながら「こうしよう」と計画を立てているだけで、

話を聞いていないわけではないのです。

 

 

2:臨機応変に創意工夫ができるテーマ型

 

テーマ型の人達は、ゴール型とは異なり、「結果」よりも「プロセス」重視です。

 

その時々で、感情や直感で臨機応変に動いたり、工夫もでき、

瞬発力や柔軟性があります。

 

ゴール型とは異なり、ゴールを決めたとしても、その時々でやることが変わり、

最終的にゴールにたどり着かないこともあります。

 

もしくは、締め切り前に爆発的に本領を発揮してきます。

 

待ち合わせなどは、アバウトに「◯時頃」で通用しますし、

テレビはCMごとに番組を変えて楽しみます。

 

ゴール型とは異なり、テーマ型の人は、数字を押し付けられると途端にテンションが落ちます。

「毎日ちゃんとこれしろよ」と具体的に指示されると、苦痛でしょうがない。

 

プレッシャーを感じて動かなくなります。

 

ちなみに、世の中の多くのビジネス書や自己啓発などの「目標設定」はゴール型のためのもの。

それを参考に仕事を教えても、テーマ型には合わないし、続かないことが多いです。

 

テーマ型は感情を大切にするので、「やる」「やらない」の波があるのです。

 

なので、解決しなければならない大きな問題は見なかったことにして、

違うことにすーっと逃げてしまうことがあります。

 

テーマ型の人がたくさんいる会社は、大きな問題を放置していることも多いです。

 

 

仕事を教える側に必要なのは、相手をしっかりと見ること

 

タイプによって、お互いの見え方・捉え方は全く違います。

 

例えば、ゴール型からテーマ型を見たら、適当で優柔不断に見えます。

でも、テーマ型の人からゴール型の人を見たら、柔軟性がないように見える。

 

普通なら、この時点で「合わない」と相手を非難してしまいがちですが、

ここでお伝えしたいのは、違うからこそ、お互いを補いあえるということです。

 

そのためにも、仕事を教える側は、相手をちゃんと見るのが重要です。

お互いの違いを意識しないと、いつまでたっても理解しあうことはできません。

 

見分け方としては、長く付き合い、相手をしっかりと見て、理解していくこと。

まずはなんとなくでいいので、「こっちかな」と思う方を意識して、仕事を教えていく。

 

そうしていく中で、その人の本質が生かされ、

お互いのたりないところを補い合い、伸ばしあうことができるはずです。

 

 

「ゴール型社員」と「テーマ型社員」への仕事の教え方

ゴール型はゴールを持たせ、

テーマ型の人にはテーマを持たせる。

 

そうして、伝え方、教え方を変えることで、相手の性質はより生かされ、

お互いを補い合いながらチームとして働けるようになっていきます。

 

具体的にどのようにして仕事を教えたらいいのか。

その方法をお伝えします。

 

1:ゴール型にはゴールを持たせ、具体例で教える

 

ゴール型の人には「今日の目標は?」とゴールを聞いてあげる。

 

もしくは、「いつまでに、こうしよう。なぜならこうだから。」と、

物事のやる理由を、数値でちゃんと伝えてあげると動きやすくなります。

 

ゴール型は、結論を出すのが早いし、やることが明確だと仕事もとても早いです。

なので、口頭ではなく、紙に書いて、結論から説明すると理解してもらいやすくなります。

 

反対に、期限がないとストレスを感じたり、やることが不明確だと動かなくなります。

 

さらに、「お客様が喜ぶように、接客してあげて」という漠然とした指示出しは、

さっぱり意味がわからなくてフリーズしてしまいます。

 

このように、ゴール型にテーマ型の仕事を求める場合は、

喜んでいただいた事例をとにかく沢山教えてあげるといいです。

 

映像や文字や数字などをつかって、具体例を見せることで、理解し、行動できるようになります。

 

それをAパターン、Bパターン、Cパターン、Dパターンと多くの事例を見せることで、

引き出しが増え、自主的にお客様に喜ばれるような提案ができるようになっていきます。

 

それがゴール型を教育する方法です。

 

2:テーマ型にはテーマを持たせ、肌感覚で教える

 

テーマ型は、「今日のテーマは何で行く?」とテーマを聞いてあげる。

 

テーマ型の人は感性や感覚で仕事をしていて、特に人のために一生懸命になれます。

「これやったら喜んでもらえるよね!」と、ノリ・勢い・テンションを原動力にして動きます。

 

なので、ゴール型のように「数字」や「期限」を押し付けられると途端にテンションが下がります。

 

「毎日ちゃんとこれしろよ」という具体的な指示は苦痛で、

プレッシャーを感じて仕事をしなくなります。

 

また、テーマ型の人は、だんだんと自分のペースで、好き勝手に動くようになる場合があります。

なので、テーマ型の人がテーマ型のまま経営をしていったら、会社はつぶれます。

 

テーマ型が成長をするには、ゴール型のように目標設定をすることです。

 

例えば、テーマ型の人をリーダーに抜擢すると、

数字も回さなきゃいけないし、時間もきっちりしなきゃいけない。

 

みんなのことを考えなきゃいけなくなるし、

お客さんにもちゃんと接客、サービスしなきゃいけない。

 

そういう風にしてゴール型の仕事を覚える機会を与えると、

今まで自分中心のテーマだったのが、スタッフやお店全体を含んだテーマになっていくのです。

 

 

その人の本質を生かし、さらに成長するお手伝いをするのがリーダーの役目

 

このように、

ゴール型はテーマ型から学べることがあります。

テーマ型もゴール型から学べることがあります。

 

それぞれ、「私はこれが得意」「僕はこれが得意」と理解しあうことができたら、

お互いの本質的な所を生かし合えるようになります。

 

その上で、自分とは反対のタイプを意識できれば、どちらの良い所も併せ持つことができます。

そして、お互いをさらに理解し、認め合えるようになります。

 

そうして、相手の本質をみて、生かすこと。

そして、さらに伸ばしあい、学びあうチームを作ること。

 

それがリーダーの役目です。

 

 

長所を生かし合い、短所を補い合えるチームを目指して

 

仕事を教える上で必要なのは、

相手を巧みに動かすためのテクニックではありません。

 

本当に必要なのは、相手を知り、本質を生かし、さらなる成長を応援することです。

 

私が相談にのっていた会社の中には、

社員一人ひとりを知るために「説明書」をつくったこともありました。

 

仕事を教えることは、誰に評価されるわけでもないけれど、

その経験は、必ずあなたの人生にとって大切な経験になります。

 

社員やスタッフの成長のお手伝いをすること、

自分以外の誰かを理解し、そこから学ぶこと。

 

そうして人として成長できる経験はとても有り難いもので、

評価される以上の、宝になるはずです。

 

そうした姿勢で仕事に励み、あなたが魅力的になるほど、周りを感化していくこともあります。

 

下記の記事では、魅力的なリーダーになるための3つのポイントをお伝えしています。

ぜひ参考にしてください。

人材育成のポイント|周りを感化する魅力的なリーダーになる3つの道

 

あなたの光に触れる全ての人たちが、幸せと豊かさに包まれ、

その光の波が、世界の果てまで広がることを祈っています。

 

小田真嘉

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