経営者・起業家・リーダーのための仕事の秘訣
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2019.11.17 更新|2019.11.17 公開| 仕事・ビジネス

マネジメント経験とは?転職でのアピール方法もご紹介します

マネジメント経験とは?転職でのアピール方法もご紹介します

「どんな経験がマネジメント経験になるの?」

「マネジメント未経験だと転職は厳しいのか?」

そのような疑問にお答えしていきます。

転職活動をすると、募集要項に「マネジメント経験」という言葉を目にすることがあります。

「マネジメント経験」と書かれていても、必ずしも課長や部長などといった役職の経験が必要なわけではありません。

この記事では、この「マネジメント経験」とは何か、どのようなことを「マネジメント経験」としてアピールすればよいのかをお伝えします。

あわせて「マネジメント経験」をアピールするための方法も紹介します。

あなたが転職活動において、「マネジメント経験とは何?」「マネジメント経験とはどのようなことを言うの?」と疑問に感じているのであれば、ぜひ解決のヒントにしてください。

1.マネジメント経験とは?

「マネジメント経験」とは、「管理した経験」のことです。

さらに噛み砕くと、「企業の人・物・お金を管理し、それらを活用して、目標に向かって活動した経験」と言えます。

1−1. マネジメント経験とは「人・物・お金」を管理した経験

Wiktionaryで「マネジメント」と調べると、意味は「1.経営、管理、2.監督、統御力」と出てきます。

これを「経験」と単純に組み合わせると、「マネジメント経験」=「管理経験」となります。

「管理経験?何の?」ということですが、転職で求められているのは企業や組織の中の管理経験です。

企業や組織の中で管理しているものは、主に「人・物・お金」です。それらの資源は、有るだけでは何も生み出しません。適切に活用することで価値が生まれます。

企業活動は、企業が保有している資源である「人・物・お金」を活用して、企業目標を達成しようとする活動のことです。

主に「人」が、「物・お金」を活用します。

そのやり方や方向性(ベクトル)を企業の目指す方向に向けること、そして、最大限の成果を目指すことを企業活動での「マネジメント」と言うことができます。

たとえばある会社で、社員一人一人が好き勝手に自分のやりたい方法で仕事をしていたとしましょう。

仕事のやり方がバラバラで、仕事のペースも人それぞれ。会議もひとりひとりが言いたい放題言って、全然まとまらない。

そんな会社では、おそらく仕事がうまくいかないはずです。仕事がうまくいかなければ顧客からの信頼を失い、仕事を失い、利益を出せなくなります。

一方多くの会社では、社員一人一人が、「●月○日までに、お客様に満足してもらえる商品を持っていく」というような同じ目標に向かって仕事をしています。

おかげで、営業・技術・管理部門がそれぞれ協力し合い、1つの仕事を進めていくことができています。その結果、お客様に喜んでもらうことができ、仕事の対価を受け取ることができます。

このように、企業内を同じ方向に向けて活動を進められるようにすることを「マネジメント」といいます。

これにより、より企業目標に近づいていくことが出来ます。

つまり、「マネジメント経験」とは、「企業の人・物・お金を管理し、それらを活用し、目標に向かって活動した経験」ということです。

1−2. 実際の求人票にはどのように書かれているか

ここで企業の実際の求人票を参考に見てみます。

大手転職サイトであるリクナビNEXTの求人検索で「マネジメント経験」をキーワードに入力して検索をすると、2019年11月8日時点で、1,367件の求人が検索されました。

ちなみに、何もキーワードを入力しない場合、33,795件の求人件数でした。なので、約4%の案件に「マネジメント経験」と記載があることになります。

複数の業種で何件かの求人票を見ていくと、「マネジメント経験」の補足として以下のような記述がありました。

  • チームのマネジメント経験
  • スタッフなどの育成・マネジメント
  • 予算/数値管理

全般的には、「人」を管理した経験に焦点が当たっている場合が多いようです。

加えて、予算や実績の管理といった「お金」の管理経験も求めているようです。

ただし、記述の仕方は企業によりそれぞれなので、企業が求めている「マネジメント経験」は企業によって様々であると考えられます。

「マネジメント経験」とだけ記載されている求人票も多く、求人票からだけでは企業が求めている「マネジメント経験」というものがどのようなものかは、読み取りにくいです。

そのため、応募にあたっては、自分の経験の中の「マネジメント経験」と言えるものはどのようなものがあるかをよく整理し、考えて、応募書類によりわかりやすく記載をすることが大事です。

その応募書類から、企業側で募集している人物像に合っているかどうかを判断してもらいましょう。

2.マネジメント経験の基準

ここまで「マネジメント経験」について解説してきました。次に、「マネジメント経験」の基準について見ていきます。

具体的に、役職、人の管理経験人数などの基準はあるのでしょうか。

以下の項目に沿って見ていきます。

  1. 役職名
  2. マネジメント経験人数
  3. 具体的な経験・体験

2-1.役職名

「課長以上であればマネジメント経験である」といった明確な基準はありません。

課長といっても、企業によって課員の構成規模は異なります。極端な例では、課長1人、部下0名という場合もあります。

なので、役職の有無は大きく影響しません。

もちろん、あなたが役職経験をお持ちなら、それは大きな参考になります。その場合は、具体的に部下が何名いて、どのような役割を持って、どのような活動をしたかを明確にしましょう。

もしあなたが、役職経験は無いという場合でも、部下を持っていた経験や、後輩を指導した経験、複数人で一つの目標に向かって活動した経験で、リーダー的な役割を担っていた経験などがあれば、一つのマネジメント経験として言うことができます。

2-2.マネジメント経験人数

何名以上からマネジメント経験である、という基準はありません。

部下が2人〜3人の小規模な組織から、10名を超えるような組織まで規模は様々です。極端な話、「1人を指導したことがある」ということでも「マネジメント経験」と言うことはできます。

人数規模により求められるマネジメントスキルも変わってくるので、経験人数を明確にすることは大事です。

例えば、少数の組織であれば、より細かい部分までマネジメントすることができます。同じような業界に転職する場合は、細かくマネジメントできることが求められるでしょう。

一方、大人数の組織であれば、一人一人細かく把握することは難しいですが、大人数の組織でもうまくまとめるスキルが求められます。

求人企業が求めているポジションでのマネジメント想定人数に、あなたのマネジメント経験が合致するかどうかが、大きな判断材料になります。しっかり明確にしておきましょう。

2-3.具体的な経験・体験

役職や経験人数に加えて重要なのが、実際にどのようなマネジメント経験をしたのかという点です。

例えば、課長で8名の部下をマネジメントしていました、という言葉だけでは、どのようなことができる人か伝わりません。

課長としてどのような役割を持っていて、8名の部下をどのように管理・指導して、結果としてどのような成果を出すことができたのか。

それを具体例として語ることができると、あなたが持っている「マネジメント経験」「マネジメントスキル」がわかりやすくなります。

3.マネジメント経験をアピールする3つのコツ

最後は、具体的に「マネジメント経験」をアピールするための方法を紹介します。

「マネジメント経験」をアピールポイントとして活用するために、以下で紹介する3つのコツを踏まえて考えてみましょう。

出来上がれば、簡潔にまとめて応募書類へ記載することもできますし、面接でもエピソードとして説明することで大きなアピールポイントになります。

また、もし、自分には「マネジメント経験」と言えるものがないと感じている場合も、改めてもう一度考えてみると、アピールできる経験が見つかるかもしれません。

以下のコツを参考に、思い当たることがないか一度やってみてください。

  1. 自分の経験を棚卸ししてマネジメント経験を見つける
  2. 見つけたマネジメント経験の当時を思い出す
  3. 臨場感のあるエピソードに仕上げる

3−1:自分の経験を棚卸ししてマネジメント経験を見つける

最初に、自分の経験を思い返して、「マネジメント経験」として言えるものがないかを考えてみます。

「マネジメント経験」と聞いてすぐ思いつく経験が無くても、意外なところに「マネジメント経験」があることがありますので、よく思い返してみてください。

思いついた事は、箇条書きでOKなので、紙にメモをしておきましょう。

例えば、下のように「状況・やったこと・成果」をメモします。

(役職経験があるケース)

  • 課長で、部下は4名いた
  • 毎月の目標を決め、部署全員で何をするかを決め、毎週フォローミーティングを行った
  • 結果として前年比120%の成果をあげた

(役職経験がないケース)

  • 役職はなく、部下はいなかった
  • 後輩1名と外部業者の方2名と協働で進める業務をしていた
  • 各自の進捗を確認しながら、週に一度、方向性を確認する打ち合わせを行った

※人と関わる部分に「マネジメント経験」に繋がることを行なっている可能性が十分にありますので、役職についていないから、といって諦めずによく思い返すことが大切です。

3−2:見つけたマネジメント経験の当時を思い出す

次に、メモした「マネジメント経験」からエピソードを抽出するために、当時をよく思い出します。

企業側が「マネジメント経験」で知りたいことは、あなたが目標達成のためにどんな行動をして、周囲にどのような影響を与えたか、組織をどのように管理したか、ということです。

部下が何名いた、週一回ミーティングをした、などだけではなく、より具体的な話が出来ると、より「あなた」という人をイメージしやすくなります。

例えば、3−1でメモした事例で見ると、たとえば下のような具体例があります。

(役職経験があるケース)

  • 毎週のミーティングで、4名の部下のうち1名の進捗が思わしくない時があった
  • 個別に状況を聞いてみると、ある部分で詰まっていることがわかった
  • 自分の経験からアドバイスをしてみると徐々にうまくいくようになった

(役職経験がないケース)

  • プロジェクトの途中で担当交代という形で関わった
  • それまで定期的な打ち合わせがなかったが、自分の発案で週に一度の打ち合わせを行うようにした
  • 業者の方からも「仕事がやりやすくなった」との声がもらえた

3−3. 臨場感のあるエピソードに仕上げる

そして最後に、エピソードとして仕上げます。

このエピソードで、あなたがどのような「マネジメント経験」があるかを、企業側に具体的にイメージしてもらうことができます。

あなたがどのような「マネジメント」を出来るのか、それによりどのような成果を上げられたのか、がわかるような形をイメージしてまとめましょう。

3−1、3−2の事例で見ていきます。

(役職経験があるケース)

課長として部下4名を持っていた。

毎月、目標と具体的な行動を全員で決め、毎週フォローミーティングを行う形をとっていた。

しかしある時、1名の部下が進捗が思わしくないことがあり、どうしたのか、と思って個別に状況を確認することにした。

すると、業務を進める上で詰まっている箇所があることがわかり、なんとなくポイントがわかったので、こうしたらどうかとアドバイスを行なった。

その後、少しずつその部下の業務の滞りも解消していった。

このように小まめに状況を確認しながら進めることで、結果として前年比120%の成果にすることができた。

※小まめに状況確認をし、部下とコミュニケーションをとりながら進める人というイメージが出来ます。

(役職経験がないケース)

後輩1名と外部業者の方2名で進める業務に、担当交代という形で途中から加わった。

それまでのやり方では、不定期に進捗を確認しているようであり、進みが悪いように感じたため、週に一度、進捗を確認する打ち合わせを実施することを提案した。

やり方を変えた当初はやりにくそうな雰囲気もあったが、週に一度の打ち合わせを続けたところ、進捗も早くなり、手直しも早めに対処出来るようになった。

業者の方からは「仕事がやりやすくなった」という声も頂け、予定通り業務を完了することができた。

※チームを目的に向かってまとめられる人、それまでのやり方に捉われずより適切なことを導入・実施することができる人、というイメージが出来ます。

まとめ

「マネジメント経験」とは「企業の人・物・お金を管理し、それらを活用して、目標に向かって活動した経験」のことです。

役職経験などのわかりやすい「マネジメント経験」から、役職は無くても「マネジメント経験」として言えることはたくさんあります。

転職活動で「マネジメント経験」を求められたら、以下の3つのステップで、アピールできるマネジメント経験を書きましょう。

  1. 自分の経験を棚卸ししてマネジメント経験を見つける
  2. 見つけたマネジメント経験の当時を思い出す
  3. 臨場感のあるエピソードに仕上げる

あなたの経験、出来ることをより具体的に表現することができれば、よりよい企業との出会いに繋がるはずです。

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小田真嘉(おだ まさよし)

監修・小田真嘉(おだまさよし)

経営コンサルタント。これまで1,000社以上の経営者と、1万人以上の現場スタッフ、マネージャー、リーダーたちとの深い対話から、働き方と生き方には4段階のステージがあることを解明し「進化の4段階説」を体系化。現在は、上場企業、リーディングカンパニー、老舗企業、個性的な小さな会社、業界のリーダー的経営者、第一線で活躍するプロフェッショナル、作家、講師、コンサルタント、コミュニティ主催者などの「リーダーの相談役」として活動。

牛窪俊浩(うしくぼとしひろ)

著者・牛窪俊浩(うしくぼとしひろ)

自身の経験をベースとした、月間30万PVのブログを運営。累計2000人以上の相談に乗るも、本質的にクライアントを本当の幸せに導けているのかという疑問が拭い去れず、心に迷いが生じ始める。そんな時に、小田さんが講師をされているNEXT DIMENSIONという講座に出会い、古神道をベースとした、日本神話、仕事の原理原則、ステージ理論など仕事における帝王学を学ぶ。その後、真髄を自身のビジネスに生かした結果、自分自身もさらに良くなり、今では、多くの人の相談に乗りながらも、小田さんの講座THE SHIFTのナビゲーターや、NEXT DIMENSIONの運営を任されるようになる。