経営者・起業家・リーダーのための仕事の秘訣
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2018.12.19 更新|2018.12.16 公開| 自己成長

海老で鯛を釣るの本当の意味と実例|メデタイで人生を変える方法

海老で鯛を釣る

牛窪俊浩です。

『海老で鯛を釣る』は、小さな海老で、大きな鯛(=大物、大きな成果)を釣り上げるということわざです。

このことわざの意味は、『棚からぼた餅・ラッキーな出来事』と捉えられがちですが、そうではありません。

実は、『海老で鯛を釣る』は狙って行うものです。そして『鯛』とは、お金や成果はもちろん、出会いも含めた、あらゆるご縁のことを指します。

つまり、『海老で鯛を釣る』というのは、小さな出来事を大きなご縁につなげる、という意味が含まれているのです。

では、小さな出来事を大きなご縁につなげるにはどうしたら良いのか?

この記事では、1万人を超える経営者やビジネスパーソンの相談に乗ってきた、経営コンサルタントの小田真嘉さんに教わった、海老で鯛を釣る、の本当の意味をお伝えします。

もし、単純に「海老で鯛を釣る」の一般的な意味や使い方などを調べたかっただけであっても、ぜひこの機会に海老で鯛を釣るの本当の意味を知って欲しいと思っています。

これを知っておくことで、今後あなたが人生のターニングポイントに気づき、鯛を釣り上げるような、人生を変える経験をするかもしれません。

海老で鯛を釣るの一般的な意味

広辞苑での海老で鯛を釣る、の意味は以下の通りです。

少しの元手で、またわずかの労力により多くの利益を得る。魯堂雑話「才芸もなくして高官を得んとす、是も蝦にて鯛を釣らんとする人なり

少ない資金や、労力をあまりかけずにたくさん儲かる、という意味になります。

海老で鯛を釣るの由来

海老で鯛を釣る、の由来は諸説ありますが、有力なのは、

  • 小さくて安い海老を餌にして、高価な鯛が釣れた
  • 小さな海老で鯛を釣る釣り人を見た人が、商売の秘訣を思いついた

などがあります。

また七福神で有名なえびす大神は、釣り竿と鯛を持っており、このことわざとのつながりがあります。

えびす大神のご利益は、商売繁盛と縁結びです。このことわざとご利益のつながりは、後ほど解説します。

海老で鯛を釣るの例文や使い方

海老で鯛を釣るの例文は以下の通りです。

  • 財布を落としたご老人にお金を貸したら、感謝されて数倍になって帰ってきた。まさに海老で鯛を釣る、だね。
  • 宝くじを1枚買ったら大当たりした。まさに海老で鯛を釣る、だね。

海老で鯛を釣るの英語

ちなみに「海老で鯛を釣る」を英語にするのなら

・Use small fry to catch (a) big fish
大きい魚を釣るために、幼魚を使う

・Throw a sprat to catch a whale.
クジラを捕まえるためにニシンをまく

という感じです。

以上が一般的な解説でしたが、ここからは冒頭でお伝えしたように、海老で鯛を釣るに隠された本当の意味についてお伝えします。

本当の意味での「海老で鯛を釣る」を実践すると、人生が変わるほどのインパクトをあなたにもたらすかもしれません。

なので、ぜひこのまま続きをお読みください。

海老で鯛を釣るの本当の意味

海老で鯛を釣ったのは、実は七福神のえびす大神です。

えびす大神は海老で鯛をどのように釣ったのかというと、なんとなく釣りをしたら偶然釣れた、のではなくて、ちゃんと最初から狙って大物の鯛を釣ろうとしたと私は考えます。

海老で鯛を釣るとは、成し遂げたい目標(=鯛)を実現するために、たとえ小さくても出会いなどのキッカケ(=海老)を見逃さないようにすることが大事だということです。

では、どのようにして海老を仕掛けて、鯛を釣る(目標を実現する)のか?

ここからは海老で鯛を釣るということわざを用いた、目標実現方法をお伝えします。

理想(捕まえたい鯛)を高く持つ

目標を実現するためには、高い理想(=鯛)を持つことが必要です。

自分が欲しいものを手に入れたり、夢を叶えたりするためには、棚からぼた餅やラッキーを期待するのではなくて、理想を出来るだけ高く・大きく・強く持つことが大事です。

ただ、理想を高く持つ時に注意点があります。

鯛は『めでたい』という祝・祝福の魚です。なので、自分だけがめでたくなるのではなくて、周りの人も含めて全員がめでたくなるような、みんなの幸せを願うような理想を持つことが大事です。

みんなの幸せを願うような理想の持ち方については、以下の記事にてお伝えしています。

三方よしで、自分と相手と世間を良い方向に進める方法

大きな夢を持っていると、たとえ小さなキッカケだったとしても、とんでもなく大きなご縁につながっていくことがあります。

なぜなら大きな理想や夢を持つことで、ご縁をつなごうと日頃から小さなキッカケに気づくようになるからです。

そして、その小さなきっかけというのが「出会う人」であり、海老なのです。

鯛を釣るのは、ご縁をつなげるということ

海老を鯛がパクッと食べた時が、海老と鯛の出会いです。そしてそこから釣り上げれば、鯛と自分が出会うことになります。

つまり、海老で鯛を釣るとは、海老→鯛→自分と、出会いやご縁をつなげていくことなのです。

理想を大きく、高く、強く持ち、みんなが幸せになるようにイメージして、人と関わるようにすると、海老と鯛がつながる『小さな出会い』になります。

この小さな出会いを

「な〜んだぁ、こんなものか、え〜、この人なの〜・・・?」

と、あの人はイヤ、と割り切ったり、ご縁の糸をプツンと切るのではなくて、そう思うような人でもつなげていきます。

この小さなつながりは、今後、どのようにつながっていくのか分かりません。

別の言い方をするなら、『海老で鯛を釣る』とは、このつながりを信じる、ということなのです。

釣り針が竿につながって魚が釣れるように、今の出会いのつながりも信じるというか、何気ない出会いが「まさか!」というような人を、そのあとに紹介して頂くことがあります。

たとえ「この人なんだかイヤだな、苦手だな」と思う人の背景・背後にも、もしかしたらものすごく多くの人がつながっているかもしれないし、さらにその人の後ろにもつながりがあるかもしれません。

なので、釣りをしていたら、たまたま海老で鯛を釣った、ではなくて、最初から大きな夢や理想をもち、どんな人でも、どうつながるかはわからないから「ご縁を大事にしよう!」と心に決めて信じて関わるのが大事です。

そうすると、ちょっとしたキッカケで紹介されて広がったり、ちょっとしたキッカケで自分を立ててくれて、人とのご縁を一気に広げてくれる人が現れたりします。

そんな大きなご縁がつながっていくのが、海老で鯛を釣るということなのです。

ちなみにえびす大神は兵庫県にある西宮神社に祀られているのですが、上記でお伝えしたようなご縁(からの商売繁盛)を授けてくれます。

海老で鯛を釣った実例

ここで海老で鯛を釣った実例についてお伝えします。この実例は、海老が転勤、鯛が経営者と深い関係になれた、という例になります。

サラリーマンから独立してご縁に結ばれた男性Aさんの話です。

Aさんは大手企業のサラリーマンでしたが、会社の一部として働くことに疑問を感じていました。

Aさんは会社を辞めて独立したかったものの、覚悟を決められずそのまま数ヶ月が過ぎて行きました。

しかし、やっぱり自分の生きる道はサラリーマンにはないと感じていたAさんは、自分の理想を高く持ち、会社で働きながらも理想の生き方を模索していました。

そして、何が理想の人生で、どう生きたらいいのか、尊敬している経営者Bさんに相談することにしました。この時Aさんは、理想の生き方を体現しているBさんからもっと学びたいと思っていたので相談したのです。

Aさんは、Bさんに会う約束をした後、その約束の日の前日に、突然、会社の転勤が言い渡されました。

会社の転勤というと、あまり前向きなイメージはないかもしれません。ただAさんにとっては、この「転勤と言い渡されたこと」が、実は海老で鯛を釣るの「海老(=小さなきっかけ)」だったのです。

余りにもタイミングが合った出来事に「今しかない!」と退職することを決意し、独立に踏み切りました。Aさんは、海老を仕掛けたのです。

ただ、海老を仕掛けてすぐに鯛が釣れるわけではありません。ある程度時間が経ってから、鯛が釣れることがあります。

Aさんは独立した後、神社の観光ブログを運営し、ビジネスを進めていました。

そして独立してから1年後、AさんはBさんと再び出会うことになります。というのもBさんが神道関係のビジネス講座を開くことになり、その資料づくりのために、AさんはBさんに呼ばれることになったのです。

そしてAさんは、Bさんと一緒に働くようになりました。理想の生き方を体現しているBさんと一緒に働くことで、Aさんも理想の生き方に近づいて行ったのです。

独立する前や独立した直後は、AさんはBさんと働けるとは思っていませんでした。ただ、ご縁が合って、一緒に働けるようになったのです。まさに、鯛を釣った瞬間でした。

その時、

  • Aさんがよく行っていた近所の神社は、えびす大神を祀った神社だったり
  • Aさんが引いたおみくじが、Bさんのおみくじと内容が全く同じだったり
  • Aさんが呼ばれた前後3日に近所の神社では普段決して見ることのないトンビがいて、Aさんをずっと見守っていたり

神様からのメッセージと思えるような偶然がいくつも重なっていたのです。

このように、理想を高めることにより、小さなキッカケに気づくようになり、そこから一気にAさんの人生が変わって行きました。

小さなキッカケで人生は変わる

海老で鯛を釣る際は、鯛が海老に食いついくという、小さなキッカケに気づくことが大事です。

なぜならその小さなきっかけが、想像することもなかった出会いに導かれて人生が変わることがあるからです。

人生が変わる時は、困難や苦難、プレッシャーに押しつぶされそうになったり、理不尽な目にあったりする場合もあります。

そんな苦しい状況を乗り越えるには、とにかくやりきることが大事です。

えびす大神は耳が遠いことで有名です。あまりに耳が遠いので願いを聞いてもらうには、本殿の裏側に回って戸板を叩いてお願いする必要があるほどです。
たとえ理不尽なことを言われたとしても、ジッと耐えて、来たるべくその瞬間まで根気よく待ち続けることが重要です。

そうして小さな出会いやキッカケで、物事が進んでいきます。

もしかしたらあなたは、単にことわざの意味を調べたかっただけかもしれません。しかし、この記事に出会ったことが一つの「小さなキッカケ」になって、海老で鯛を釣るような出会いに恵まれ、人生が激変していくのかもしれません。

人には人生が変わるタイミングがあります。そのタイミングを見逃さないように、普段から『海老で鯛を釣る』のことわざを意識してもらえたらと思います。

小田真嘉(おだ まさよし)

監修・小田真嘉(おだまさよし)

経営者とリーダーの相談役(歴18年目)。創業450年の老舗企業から革新的ベンチャーまで4000社以上をコンサル。人生のどん底を何度も経験し、あらゆる成功の闇に直面したことから、生きる意味と働く目的を探究。1万人との対話と師の教えから仕事・会社・家庭の「成長4段階説(4つのステージ)」を体系化。複数の企業顧問も務めながら、仕事と人生のステージを上げるための経営コンサルティングとビジネス講座を行う。働き方と生き方の次元を一気にあげる会員制ビジネスコミュニティ「NEXT DIMENSION」を主催。