経営者・起業家・リーダーのための仕事の秘訣
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2019.05.26 更新|2019.05.26 公開| 自己成長

「邂逅」とは運命の出会いのこと|意味や邂逅に恵まれる方法等を解説

邂逅とは、人生が劇的に変わるような運命の出会いという意味です。

小説やゲームなどで「邂逅」という言葉が使われることがありますが、日常的に使われる言葉ではありません。

学校でも勉強しない(可能性がある)熟語なので、詳しい意味はなかなか分からないものですよね。

そこでこの記事では、「邂逅」のより詳しい意味や例文、使い方などを紹介します。それだけでなく、あなたの人生を良い方向に劇変させるという意味の「邂逅」に恵まれる方法についてもお伝えします。

これを機に理解を深めて、人生を劇変させる出会いをものにしていきましょう。

邂逅とは「人生が劇的に変わるような出会い」という意味

邂逅とは、これまでの人生が激変してしまうような出会いという意味です。読み方は「かいこう」です。

「道端で友人と偶然出会う」というニュアンスではなく、「人生がガラッと変わるほどの運命的な出会いを果たす」というニュアンスです。

人との出会いのことも指しますし、考え方や思想、書籍や芸術など、物事との出会いに対しても使われることがあります。また、良い出会いだけでなく、悪い出会いに対しても使える言葉です。

当サイトの監修者である小田真嘉さんは、29歳の時に人生の師と呼べる人との邂逅を果たしました。また自身だけでなく、邂逅を経験した経営者の方たちともたくさん会っています。

小田さん曰く「邂逅」というのは、その瞬間はまさか自分の人生が大きく変わっていくことが想像できないような、小さなきっかけであることが多いそうです。

自分の人生が良い方向に激変する「邂逅」に恵まれる方法については後述するとして、先に一般的な言葉の使い方についてお伝えします。

(もし邂逅に恵まれる方法が知りたい場合は飛ばしてお読みください)

「邂逅」の使い方

「邂逅」は、「~と邂逅する」「~との邂逅」といった使い方をします。

「邂逅」という言葉を知らない人もいるので、普段の会話で使うのはおすすめしません。

ただ、例えば小説やスピーチなどで、何かとの運命的な出会いを強調したい場合は「邂逅」と使うと、その出会いの重みを伝えることが出来ます。

またこの章では使い方の他に、以下の項目についてもお伝えします。

  • 「邂逅」を使った例文
  • 「邂逅」の類語や言い換え表現
  • 「邂逅」の対義語
  • 「邂逅」を使った四字熟語

これを機に表現の幅を広げていきましょう。

「邂逅」を使った例文

先ほどもお伝えしたように、邂逅は「人生が激変するような出会い」という意味で使います。

以下、邂逅を使った例文を紹介します。

  • あの人と邂逅して、私はこれまでの人生や考え方が激変した
  • 師匠との邂逅を果たしたことで、より自己研鑽に励むようになった

「邂逅」の類語や言い換え表現

邂逅の類語や言い換え表現としては、以下の言葉が挙げられます。

  • 遭遇
  • 巡り合い

遭遇

「遭遇」とは、「偶然出会う」という意味です。どちらかというと、会いたくない人や動物、物事に対して使われます。

「遭遇」の例文は以下の通りです。

  • 山に登っていたらクマと遭遇してしまった
  • デパ地下でスリに遭遇した

巡り合い

「巡り合い」も「偶然出会う」や「思いがけない出会い」という意味があります。「3年前に今の恋人と巡り合った」のように、良い意味で使われます。

以下、「巡り合い」の例文です。

  • 運命の人とついに巡り合う
  • 最高の映画に巡り合えた

「邂逅」の対義語

邂逅には、はっきりとした対義語は存在しません。

単純に「出会い」という言葉は「別れ」や「別離」が対義語に当たります。ただ、「人生が激変するような出会い」という意味の邂逅に対して、「人生が激変するような別れ」という対義語となる言葉はありません。

「邂逅」を使った四字熟語

邂逅を使った四字熟語には、「邂逅遭遇(かいこうそうぐう)」というものがあります。意味は同じく「思いがけない出会い」「巡り合い」です。

邂逅もそうですし、邂逅遭遇という言葉を知らない人もいるので、普段の会話ではまず使わない方が無難です。

使い道としては、小説や読み物などを書いていて、「偶然の出会い」という表現を強くしたい場合くらいでしょう。

ただ、知識の幅を広げるためにもこれを機に覚えてみて下さい。

さて次の章では、あなたの人生を良い方向に激変させる「邂逅」に恵まれる方法についてお伝えします。

人生を良い方向に劇変させる邂逅に恵まれる7つのステップ

人生が良い方向に劇変するような邂逅に恵まれるには、以下の7つのステップを意識することが大切だと小田さんは話します。

  1. 今までのご縁に感謝する
  2. 周りにいる人たちの幸せや喜びをイメージする
  3. そのために自分が役に立てることを考える
  4. 出来ることを出来るタイミングで行う
  5. 周りの反応や変化を観察して自問する
  6. 全ての出会いを大切にする
  7. 常に問いを持ち、試行錯誤を続ける

たった一人との出会いで、人生は大きく変わることがあります。

先ほどもお伝えしたように、当サイトの監修をしている小田さんは、29歳の時に人生の師との邂逅を果たしました。

その師から天命を全うする生き方や、天職として社会に貢献する働き方などを学び、価値観や考え方などが劇変したと言います。

そして小田さんは、今では1万人以上の経営者やリーダー、働く人たちの相談に乗り、経営・働き方・生き方・コミュニケーション術など、より良い人生を生きるための秘訣をたくさんの人に伝える活動をしています。

これからあなたにお伝えする「邂逅に恵まれる方法」は、誰にでも実践できるものです。邂逅に恵まれるだけでなく、人に喜ばれる働き方や生き方が出来るようになる方法でもあります。

今日からでも実践できるので、出来ることから始めてみて下さい。

それでは一つずつお伝えします。

今までのご縁に感謝する

人生が激変するような邂逅に恵まれるために、まずは今までのご縁に感謝してみて下さい。

例えば以下のような人たちを思い浮かべて、心の中で感謝するだけでも大きな一歩です。

  • あなたに良い影響を与えてくれた人
  • 大切なことを教えてくれた人
  • 親切に接してくれた人
  • チャンスを与えてくれた人
  • 信頼してくれた人
  • etc…

今までの人生を振り返って、良き出会いに感謝してみましょう。

周りにいる人たちの幸せや喜びをイメージする

次に、今あなたの周りにいる人たちの幸せや喜び、成長をイメージしてみてください。

家族や友人、仕事仲間やコミュニティのメンバーなど、あなたの身近にいる人たちの幸せや喜びは何でしょうか。

彼らの表情を思い浮かべながら、想像してみましょう。

もちろん正解はないので、自由に想像してもらって構いません。「相手のためを想って考える」ということが何より大事です。

そのために自分が役に立てることを考える

そしたらその周りにいる人たちのために、あなたが役に立てることを思いつく限り考えてみましょう。

あなたの仕事のお客様が悩んでいたら、時間を取って相談に乗ってあげることで役に立てるかもしれません。

もしくは一緒に働いている同僚が仕事の量が多くていっぱいいっぱいになっているのなら、業務の一部を手伝ってあげることで役に立てるかもしれません。

たとえ小さなことでも、相手のために行動するということが大事です。

例えば、2019年4月に小田さんのプロフィール用の写真撮影があったのですが、カメラマンやスタイリストだけでなく、小田さんが笑顔で写真を撮れるようにその場を盛り上げてくれる人たちがいました。

ビジネスライクでなくても、役に立てることはあります。周りにいる人たちのため出来ることはないか?と考えてみて下さい。

出来ることを出来るタイミングで行う

あなたが役に立てることを考えたら、行動に移していきましょう。

いきなり完璧に行う必要はありません。出来ることを、出来る範囲で、出来るタイミングで実践していきましょう。

周りの反応や変化を観察して自問する

実践したら、相手の反応や変化を見ながら、以下の『問い』を自分自身に投げかけてみて下さい。

  • 自分は何なら一番お役に立てるのか?(→自分は、何のプロなのか?)
  • どうすれば、もっと成長できるのか?(→心技体を磨いていくには?)
  • そもそも何のために、働いてるのか?(→どんな人生にしたいのか?)

上記のような自問をすることで、あなたが出来ることや貢献できることがより明確になり、さらに人の役に立てるようになっていきます。

全ての出会いを大切にする

また、「もし、今日の出会いが邂逅ならば…」と思って、すべての出会いを大切にしてみてください。

身近にいる人たちだけでなく、今日初めて出会った相手であっても、その人のために全力を尽くすということです。

常に問いを持ち、試行錯誤を続ける

そしてこれまでお伝えしたステップを1回やったら終わりではなくて、常に続けていきましょう。

人との出会いに感謝して、相手の役に立てることを実践して、自問して、試行錯誤を続けていくということです。

小田さん曰く、邂逅に恵まれるには常に「問い」を持ちながら毎日を生き切ることが重要と言います。

  • 昨日よりも工夫や改善するにはどうしたらいいのか?
  • 今日一日のテーマ(課題)は何か?
  • 目の前の人に何をするか?何を残すのか?
  • どこに向かって生きるのか?何のために働くのか?

そのような問いを持ちながら生きる(働く)ことで、自分の生き方が変わるだけでなく、周りの人たちにも良い影響を与えられるようになっていきます。

そして“良い人たち”に囲まれるようになっていき、その中で自分の人生が良い方向に劇変するような「邂逅」に恵まれていきます。

もちろん、科学的な根拠があるわけではありません。ただ、小田さん自身の経験と、邂逅を経験した方たちの話を踏まえた上で、邂逅に恵まれる方法についてお伝えしました。

まとめ

「邂逅」とは、人生が激変するような運命的な出会いという意味です。

そして人生が良い方向に劇変する「邂逅」に恵まれるためには、人との出会いに感謝して、その人たちのために役に立てることを実践して、常に問いを持つことが大切です。

たった一人の人と運命的な出会いを果たすことで、人生は大きく変わるものです。もしあなたも邂逅に恵まれたいのであれば、お伝えした7つのステップを実践してみて下さい。

小田真嘉(おだ まさよし)

監修・小田真嘉(おだまさよし)

経営者とリーダーの相談役(歴18年目)。創業450年の老舗企業から革新的ベンチャーまで4000社以上をコンサル。人生のどん底を何度も経験し、あらゆる成功の闇に直面したことから、生きる意味と働く目的を探究。1万人との対話と師の教えから仕事・会社・家庭の「成長4段階説(4つのステージ)」を体系化。複数の企業顧問も務めながら、仕事と人生のステージを上げるための経営コンサルティングとビジネス講座を行う。働き方と生き方の次元を一気にあげる会員制ビジネスコミュニティ「NEXT DIMENSION」を主催。