経営者・起業家・リーダーのための仕事の秘訣
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2019.01.08 更新|2018.10.02 公開| 自己成長

ターニングポイントの意味とは|仕事や人生を激変させる方法も解説

ターニングポイントの意味とは|仕事や人生を激変させる方法も解説

ターニングポイントとは、人生の転機のことです。

「人生が変わったのは、あの人と出会ったから」
「仕事やビジネスが成功したキッカケはこれ」
「あの出来事から、価値観が180度変わった」

と、ターニングポイントの前後で環境が変化したり、意識や価値観が変化したりして人生が変わっていきます。

一般的には、「あの出来事のおかげで人生が大きく変わった」と後から気づくのがターニングポイントです。

しかし実は、ターニングポイントは作ることができるのです。

そこでこの記事ではターニングポイントの詳しい意味と、自分でターニングポイントを作り出す方法についてお伝えします。

これから伝える内容は、あなたの人生を変える第一歩となるかもしれません。

もし新しい人生を送りたい、現状から一気に飛躍したいと思うのなら、ぜひこの先をお読みください。

1.ターニングポイントの意味と作る方法

ターニングポイントとは、人生の転機とお伝えしました。

ターニングポイントによって人生が変わるとき、運命的な出会いや出来事などのタイミングがうまく重なるイメージがあり、自分ではコントロールできないと思われがちです。

しかし実は、ターニングポイントは自分で作ることができるのです。

そもそもターニングポイントとは何なのか?その意味や、ターニングポイントの作り方を解説しながらお伝えします。

ターニングポイントを作る方法は、以下の3つのステップです。

  1. 問いを持ち、投げ続ける(スロー)
  2. 小さなサインに気づく(キャッチ)
  3. 決断、飛び込んで全力で走る(ダッシュ)

それぞれについて解説します。

1-1.① 問いを持ち、投げ続ける(スロー)

ターニングポイントが来ても気づかない人と、気づける人との決定的な違いは、日々問いを持っているかどうかです。

レストランではオーダーした料理しか届かないように、ターニングポイントもオーダーしないと届きません。

抽象的な表現にはなりますが、自分自身に問いを持ち続けて、この『問いのボール』を自分の未来や自分の人生に投げ続けるのです(=スロー)。

問いとは、例えば以下のようなものです。

「どうしたら今の仕事で自分の能力が発揮できるのか?」

「自分に向いている仕事、自分を生かせる仕事はないか?」

「今の仕事で、どうやったらお客様に喜んでもらえるのだろうか?」

「どうやったらもっと仲間の役に立てるのだろうか?」

自分にとっての課題、テーマは何か?という問いを日々日々、持ちながら働き、生きることが大事です。

さらに、より人生を激変させるようなターニングポイントに恵まれる人は、以下のような深い問いを持っています。

「自分の人生にとって大事なことってなんだろう?」

「今、大事と思っていることを、自分は果たせているかな?」

「もし自分にも使命や天命があったとするのであれば、それはなんだろう?」

「どうやったら使命を果たせるのだろうか?」

「人生を変えてくれるような人と、どうやったら出会えるのだろうか?」

このように、問いを投げ続けると日常で小さな変化が現れてきます。

これが『人生が変わる新しい世界(未来)からのサイン』なのです。

1-2.② 小さなサインに気づく(キャッチ)

ターニングポイントのサインはとても小さいですが、これに気づくことが大事です。

このサインはまるで、運命の扉があって「コンコン」と向こう側の未来から小さな音がしているような感じです。

例えば、以下のようなサインがあります。

「会社で利益やメリットばかりを追い続けた結果、問題が勃発した」

「自分から人が離れて行くような出来事が重なる」

「今までうまくいっていたのに、トラブルが重なる」

「新しい人との出会いがある」

何かしら仕事でトラブルが起きるというのは、もうその仕事ではなくて、次の仕事に行った方がいい、という新しい世界からのサインかも知れません。

「あ、なんか今までと違って違和感があるな。。。」

と感じて、自分が本当にやりたいことはこれじゃない、という風に気づいたりもします。

こうした日々の小さな変化こそが運命の扉です。この変化が「さあ、次の世界に行きませんか?」という新しい世界・未来からのノックやサインなのです。

人生のターニングポイントというのは、実は小さいサインがたくさん起きています。それをいかにキャッチできるかが大事です。

キャッチできるかどうかは、①でお伝えした問いを『強く』『熱く』『何度も』投げ続けたかによって変わってきます。

つまり、こうした気持ちが大きいからこそ、ターニングポイントをキャッチできるのです。

こうしたターニングポイントは、いつでもよい出来事だけ、ということはありません。

むしろ、ネガティブな、人生の谷みたいな所がキッカケとなって人生が変わることもあります。

大変なことや辛いことがあると、気持ちが下がってしまうこともあるかもしれません。

でもそれを「人生が進むチャンス!」と考えることで、避けたいと思う嫌な出来事から、前向きに捉えることができるようになります。

その上でターニングポイントを乗り越える第一歩は、すべてを受け入れるところから始まるのです。

1-3.③ 決断し、飛び込んで全力で走る(ダッシュ)

ターニングポイントのサインに気づき、キャッチしたいと思うのなら、決断して飛び込んで全力で走ることが大事です。

「このトラブルや問題は、あの人のせいだ」

「なんで私ばっかりこんな目に。。。」

など、そう思っていたら人生のターニングポイントは越えられません。

たとえネガティブな出来事でも、あらゆることをすべて肯定して受け入れることが必要です。

受け入れたら、今度は、

「よし、やるか!乗るか!」

と、飛び込みます。それが人生を変えるコツです。

とはいっても飛び込もうと思った時に、飛び込むべきか、現状維持なのか、迷う時もあるかも知れません。

「Aの道に進んだら正解なの!?それともBが正解なの!?」

AなのかBなのか、迷う時があります。

しかしこの時点では、Aが正しい、Bが正しいという正解はありません。正解はありませんが、もっと大事なことがあります。

それが「受け入れる」ということです。

例えば、Aだと決めた後に

「Aを選んでやってよかったな」

「自分の人生はAを選んだおかげで、変わっていくはずだ」

と、受け入れ、努力し、乗り越え、数年・数十年経った時に自分に◯(マル)をつけられるようになったら、Aは正解、ということです。

ターニングポイント

けれど、たとえAに決めたとしても

「なんでAなんか選んでしまったんだろう。。。」

と後悔したり、中途半端だったりしたらAは不正解、になってしまいます。

つまり、Aなの?とBなの?と悩んでいる段階では、正解、不正解は全くないのです。

その自分が選んだ方を、振り返らずに全力でダッシュしてやり抜くことが大事なのです。

  • 選んだものを自分の人生にとっての転機にする
  • 選んでよかった、と思えるような取り組み方をする
  • 選んだものが正解になるように努力する

決めてから振り返らずにやり続けて、Aでよかったと言えるようにするという決意、覚悟を『決断』と言います。

決断とは、どっちが正解かを決めるのではなく、決めたものを正解にするという覚悟のことです。

そうやって続けていくと、ある時振り返った時に

「あ、あの時が人生のターニングポイントだったな」

と気づくようになります。

なので自分でターニングポイントを作るために、乗っかって、飛び込んで、どれだけ全力ダッシュで振り返らずに行くか、というのが大事です。

ここまで大丈夫でしょうか?

2.ターニングポイントで訪れる変化

ターニングポイントで訪れる変化は二つあって、それが外的変化と内的変化です。

ターニングポイントの前は、旧世界という慣れた場所があり、そこから自分の問いを投げる形で問いかけ続けます。

すると、どこかのタイミングで、ターニングポイントのサインが現れます。そこでこのサインをキャッチします。

そこから新世界に向けてダッシュすることによって新世界(=理想とする世界)にシフトするのです。

抽象的な表現が続いて申し訳ありませんが、まずは以下の画像を見て下さい。

旧世界から新世界へのターニングポイント

新世界にいく時に、① 外的変化、② 内的変化が訪れます。

それぞれ具体的にお伝えします。

2-1.外的変化

ターニングポイントによって起こる外的変化は二つあって、一つ目が出会いと別れです。

それまでいた所(=旧世界)から離れるのがターニングポイントなので、大きな別れと小さな出会いがあります。

そしてもし大きな別れがあるとしたら、それは新世界に進んでいる可能性が高いです。

世界観の変化は、自分のいる旧世界が移動して新世界になるのではなくて、自分が旧世界を飛び越えて、新世界にシフトすることになります。

なので別れはもちろんあります。一方、新世界では新しい出会いがあります。新世界は自分が知らない世界なので、そのサインはとても小さく、気づくことが難しいのです。

そして新世界は住む世界が変わるので、環境が変わります。

以上が外的変化なのですが、ターニングポイントで最も重要なのは内的変化です。

2-2.内的変化

ターニングポイントで訪れる内的変化とは、本人の意識や価値観の変化です。

このターニングポイントで起こることは何かというと、今までの古い考え方や価値観が壊れるということです。

そして新しい考えや価値観が作られていくのです。

新世界に行くためには、破壊と創造が必要です。これがとても大事です。

古い考えや価値観が壊れることが、少し怖い気がするかもしれません。今までの自分ではなくなってしまうような感じですね。

たださなぎが蝶になるように、今までの古い自分を壊すことで、新しい自分が生まれます。

そして人生の転機という言葉通り、今までの生活や生き方、働き方などが変わって、まるで人生が変わったかのような新しい人生が待っています。

なので恐れることなく、ターニングポイントに気づき、そしてそのサインを逃すことなく全力で走り切って欲しいと思います。

以上、ターニングポイントの作り方と、ターニングポイントが訪れた時に自分に起こる変化をお伝えしました。

まとめ.今日が人生のターニングポイント

人生を変えるために「劇的に変えよう」と熱くなりすぎたり、「変えなくては…」と焦ったりしがちです。

しかし実は、このようにターニングポイントのサインというのは、すでに毎日毎日、たくさん来ているのです。

ターニングポイントを自分で作る秘訣は、以下の通りです。

『今日が人生の転機!と思い、これを毎日続ける』

今日は人生の転機であり、そのチャンスが今日の24時間のうち、いろんなところから来るかもしれない…いや、来ているはずだ、と毎日思い続けるのは、簡単そうで難しいことです。

でも、その気持ちを少しでも持ち続けるのなら、必ず、サインはどこかで来ます。

改めてお伝えすると、ターニングポイントで重要なのは以下の3つです。

  1. 心の底から問いを持ち、投げ続ける(スロー)
  2. 小さなサインに気づき、キャッチする
  3. 決断が正しかった、と言えるようにがむしゃらにダッシュする

人生の岐路に立つと、不安なこともあります。

しかしそんな時こそ、飛び込んで、その選択が正しかったと言えるように、突き進んで欲しいと思っています。

そうすることでターニングポイントを何度も迎え、人生が激変していきます。

そして自分の持っている秘められた能力や才能が発揮され、人生はもっともっと充実するはずです。

この記事でお伝えしたことを「へーそうなんだ」で終わらせるのではなくて、毎日意識してみてください。

小田真嘉(おだ まさよし)

監修・小田真嘉(おだまさよし)

経営者とリーダーの相談役(歴18年目)。創業450年の老舗企業から革新的ベンチャーまで4000社以上をコンサル。人生のどん底を何度も経験し、あらゆる成功の闇に直面したことから、生きる意味と働く目的を探究。1万人との対話と師の教えから仕事・会社・家庭の「成長4段階説(4つのステージ)」を体系化。複数の企業顧問も務めながら、仕事と人生のステージを上げるための経営コンサルティングとビジネス講座を行う。働き方と生き方の次元を一気にあげる会員制ビジネスコミュニティ「NEXT DIMENSION」を主催。