仕事ができる人はココが違う!できない人との考え方の違いを7つ解説
「仕事が出来る人って具体的にどんな人なんだろう?」
この記事では、そのような疑問に答えます。
結論から言うと、仕事ができる人は、普通の人とは違った考え方・意識で仕事をしています。ただその考え方は、他の人ができないような特別なものではありません。
仕事ができる人の考え方を学んで、その考え方で仕事をすれば、誰でも自然と仕事ができる人になれます。
ということでこの記事では、仕事ができる人の特徴や考え方、仕事ができる人になるために今すぐ始められる、3つのポイントをお伝えします。
これからお伝えすることは、これまで数多くの経営者やビジネス―パーソンの悩みを解決してきた小田真嘉(おだまさよし)さんの考えに基づいています。
この記事を読んで実践していただくことで、仕事ができる人と同じ考え方ができるようになり、今後周りからもあなたの仕事は職場から、もっと、もっと認められるようになるでしょう。
そしてさらに、もしかしたら見ている世界が変わり、思いもよらない才能が開花し、人生や生活が激変するかもしれません。
もしあなたがより仕事のできる人になりたいと思うのなら、ぜひこの先をお読みください。
目次
仕事ができる人の7つの特徴
仕事ができる人の特徴として、以下の7つが挙げられます。
- 素晴らしいアイデアを思いつく
- 論理的に話す
- 計画性がある
- 行動力がある
- コミュニケーション能力が高い
- 仕事に関する深い知識がある
- 作業のスピードが速い
などですね。
そして仕事ができる人はこれらの能力が周囲からも認められ、普通の人よりも早く出世していく傾向があります。
仕事ができる人が、なぜこんなにも仕事ができるのかと言うと、冒頭でお伝えしたように考え方が普通の人と違うからなのです。
普通の人とは違う考えで行動するから、周りよりも大きな結果を残すことができるんですね。
ではその考え方とはどういうものなのか?
ということで、次に仕事ができる人の考え方について見ていきたいと思います。
仕事ができる人とできない人の考え方の違い
仕事ができる人とできない人では、仕事に対する考え方が大きく違います。
仕事ができる人の考え方は細かく言えば様々あるのですが、ここではそんな人たちがが共通して持っている7つの考え方をご紹介します。
- 仕事の全体像を考える
- 関わる全ての人のことを考える
- ゼロ秒思考を心がける
- 完璧なんてないと考える
- 世のため人のためを考える
- 自分一人で全てやろうと考えない
- 常に勉強を怠らない
一つずつお伝えしますね。
1.仕事の全体像を考える
仕事ができる人は、常に全体像を考えて仕事をしています。
- 仕事の目的は何か?
- 一緒に働く人たちの状況はどうか?
- 予算やリソースは足りているか?
など、全体に気を配っているのです。
例えば飲食店であれば、今空いている席や今日の予約状況、混む時間帯や食材の在庫、従業員の体調や今日の天気など、幅広いことを考えるんですね。
全体像を考えながら仕事をしていると、問題が起きる前に対策することが出来たり、もしくは問題が起きてもすぐに対処することが出来ます。
今日は金曜日だからサラリーマンがたくさん来ると分かっていれば、事前に在庫を切らさないように補充しておくことが出来ますよね。
別の例で、たとえば通販会社で新商品のサプリメントを開発する場合。サプリメントを開発するにあたって、どんな資料や人材が必要で、予算はどれくらいで、協力してくれる開発会社はどこがいいのかなど、全体が見えていることで、スムーズに仕事を進めることが出来ます。
そのように全体像を考えながら仕事をしていると、会社の中で何が起きているのかが手に取るように分かるようになってきます。
そして何か決断を迫られたときも、優先順位を決めて瞬時に的確な判断を下すことができるのです。
逆に仕事ができない人は、今やっている仕事のことしか考えていません。
先ほどの飲食店の例であれば、洗い物がたまっているのに床掃除をしていたり。通販会社の例であれば、資料作りに夢中になってしまい、開発会社の相見積もりを取るのを忘れていたり。
仕事を一本の線で見たときに、どこかで流れが止まってしまうのです。
また仕事が出来ない人は、与えられた仕事を目的も分からずこなすだけになってしまい、仕事がつまらないものになってしまいます。
しかも全体が見えていないので、トラブルが起きても正しい対処法が分かりません。
2.関わる全ての人のことを考える
仕事が出来る人は、関わる全ての人のことを考えて仕事をします。
先ほどの説明と少し似ている部分もありますが、そのプロジェクトにかかわっているメンバーや外部の取引先、また顧客のことを常に考えています。
例えば、部下が作成した資料を自分の元に「確認お願いします」と持って来たとしましょう。
仕事が出来る人は「この確認が遅れたら、部下に迷惑をかけてしまうな」とか「この資料は取引先に送るものだから、ミスがないようにしっかり見ないとな」など、関わる人たちのことを考えることが出来ます。
その結果、部下を待たせないようにすぐに確認したり、取引先に分かるように言葉や図を追加したり、配慮した仕事が出来ます。
一方、仕事が出来ない人は自分のことしか考えられない傾向があります。
部下のことを考えずに確認を後回しにして、部下を待たせてしまうかもしれません。また取引先が分からないような専門用語が資料に書かれていたとしても、特に気にすることなくスルーしてしまうかもしれません。
結果、周囲に迷惑が掛かり、進捗が遅れ、仕事がスムーズにいかない状況になったりするのです。
3.ゼロ秒思考を心がける
ゼロ秒思考とは、即決断するということです。仕事ができる人は、やると決めたらとにかく即決断して行動します。
なぜならそれが一番早く仕事を終えられ、周りに貢献できて、そして信頼も得られると知っているからです。
仕事ができる人は基本的に忙しいです。普通の人の2倍、3倍、中には10倍、20倍と仕事をこなしている人もいます。
なぜそんなに仕事ができるのかと言うと、仕事を後回しにせず、その場ですぐに対処や対応を行っているからなのです。
例えば、これはある会社の社長の事例ですが、社内で話し合い、ある備品を購入することに決めました。
そのあと1分もせずに社長が「今注文しといたよ。明日届くからよろしくね」と言ったのです。
このように仕事ができる人は、今すぐできることは後回しにせずにその場でやってしまいます。
そのため、会議や仕事中に空論を言うこともありません。仕事や会議の中で不明点が出たら、その場ですぐに確認するという癖がついているのです。
結果的に仕事上のトラブルは減り、仕事がスムーズに進んでいきます。
逆に仕事ができない人は、仕事を後回しにすることが癖になっています。何か作業を頼まれても、特に理由もなく「後でやる」という選択をするのです。
仕事や会議で不明点が出てきたときも、確認は後回しにします。そのため、その場では「たぶん~だと思う」という空論で話を進めてしまいます。
結果的にトラブルが起きやすく、仕事が思うように進みません。
4.完璧なんてないと考える
仕事ができる人は、完璧なんてないと考えます。
これは手を抜くということではなくて、とにかくスピードを重視し、走りながら改善していくということです。
世界のグーグルが常にアップデートを繰り返しているように、100%完璧な商品を作ることはおそらく出来ません。
だからこそスピードを重視して世の中にリリースして、その後、ユーザーやお客様の反応を見て改善していくのです。
仕事ができる人でも、全ての仕事が順調に進むとは限りません。
むしろたくさんのプロジェクトやメンバーを抱えている分、自分以外の誰かがミスをしたり、自分の手の届かないところでトラブルが起きるたりすることがよくあります。
でもそれに嘆くことはなく、トラブルの原因をすぐに見つけて、的確に対処しようと努力します。
しかもただ対処するだけではなく、改善してより良いものにブラッシュアップさせようとします。
例えば、
- トラブルでお客様に迷惑をかけたが、誠意のある対応を見せて高評価を得られた
- 社内で起きた問題をきっかけにミーティングを行い、チームの結束力をより強められた
- 作業が滞った工程を記録してやり方を変え、次からスムーズに作業ができるようになった
などですね。
このように仕事ができる人は完璧はないと考えて、走りながら形を整えていくように行動するのです。
一方、仕事ができない人はいつまでの完璧に固執してしまい、作業スピードが遅くなってしまうことがあります。
もちろん完璧を目指すことは大切なのですが、商品やサービスがお客様に喜ばれるかどうかは、世の中にリリースしてみなければ分かりません。
良い評判も悪い評判も付くことで、より良い商品にブラッシュアップさせることが出来るのです。
質にこだわりつつ、それでも完璧などないと考えて、スピードを意識して仕事をすることが大切です。
5.世のため人のためを考える
仕事ができる人は、世のため人のためを考えて仕事をしています。
ただ単に結果を出すだけではなく、それが世の中にも良い影響を与えることにこだわっているのです。
それは美意識や哲学、美学と言い換えても良いかもしれません。
例えば、どんなに儲かる商品があったとしても、それが人を騙すような商品であれば、決して売りません。美学に反するからです。
そのように美意識・哲学を持って仕事をしていると、普通の人とは少し違った働き方になります。
しかし、そこに多くの人が魅了されるのです。
そして周りから「この仕事はあなたに任せたい」と言ってもらえるようになります。
一方、仕事ができない人は、世のため人のためということまで考えていない傾向があります。
「結果が出ればそれで良し」という考え方です。ノルマを達成するために、客を騙すようなセールスをする人もいます。もしくは「怒られない程度にテキトーにやればいいや」と考えている人もいるかもしれません。
美意識や美学がないので、たとえ相手を騙すようなセールスをすることもありますし、顧客のことをほったらかしにしてしまったりします。
確かに数字(売上)を出せば、文句を言わない上司や経営者がいる事も事実です。
しかし、本当に良い仕事というのは、世のため人のためになる仕事です。
それがあなたの評判につながり、仲間に信頼されたり、ファンがついたりするのです。
6.自分一人で全てやろうと考えない
仕事ができる人は、自分一人で全てやろうとは考えません。
スタッフや部下、または社外の人たちに素直に頼り、お願いし、助けを求め、その人たちを巻き込んでプロジェクトを進めていきます。
というのも仕事ができる人は、自分一人の力では限界があることを知っているからです。
例えば新規営業が得意なメンバーがいたら、そのメンバーに新規営業を任せる。数字の分析が得意なメンバーがいたら、そのメンバーに任せる。
仕事ができる人はそのように、周りを頼り、助けを求めながら仕事をしています。
多くの人が動いてくれれば、一人の時とは比べ物にならないスピードで仕事が進んでいくのです。
逆に仕事ができない人は、周りに頼ることができません。すべて自分一人の力で何とかしようとしてしまいます。
しかし、どんなに能力が高くても一人の力では限界があります。
一人でタスクを抱え込んでしまって、気がついたらパンクしてしまったなんてことにもなりかねません。
そして結局、周りに迷惑をかけてしまうことにもつながるのです。
7.常に勉強を怠らない
仕事ができる人は勉強し続けています。
自分の業界の勉強はもちろん、自己啓発やビジネス本、中には他の業界の最新の知識を学んでいる人もいます。
なぜ仕事ができる人がそこまで勉強するかと言うと、「自分はまだまだ甘い」と考える習慣があるからです。
「自分には知らないことがまだまだある」
「自分はまだまだ上を目指せる」
という「まだまだの精神」をもっているのです。
さらに、仕事ができる人は周りの人からも学びます。
相手が新入社員でも、仕事のやり方が良いと思ったら取り入れます。
また、異業種の人の仕事のやり方でも、なんとか自分の業種に取り入れることができないかと試行錯誤し、努力するのです。
このように、仕事ができる人には「自己研鑽」の習慣があります。
逆に、仕事ができない人は勉強をしていません。今の仕事っぷりで十分だと感じているからです。もちろん人から学ぶこともありません。
「自分には自分のやり方があるから」と言って、今の仕事のやり方を変えようとはしないのです。
もしくは、特に調べもせずに周りの流行に流される。このどちらかになるでしょう。
そして結局、成長が止まってしまい、仕事ができる人とより差がつくことになってしまうのです。
・・・以上が、仕事が出来る人とできない人の違いでした。
仮に「できない人」にあてはまってしまったとしても、落ち込む必要はありません。
これからお伝えするポイントを日々意識していただければ、あなたも“仕事が出来る人”と呼ばれるようになっていくはずです。
仕事が出来る人になるための3つのポイント
これからお伝えする3つのポイントを実践していただければ、仕事ができる人の思考に近づくことができ、今よりも仕事ができるようになるでしょう。
すぐにできる内容なので、ぜひ明日から実践してみてください。
以下が、仕事ができるようになるための3つのポイントです。
- 仕事以外の会社の事もひたすら覚える
- 仕事ができる人に自分から近づいていく
- 他の誰かになったつもりで仕事をする
では、順番にお伝えしていきます。
1.仕事以外の会社の事もひたすら覚える
会社に関する情報量が少ないと、正しい判断や良い仕事ができず、上の立場の人の考えも想像できません。
まずは、仕事のことはもちろん、仕事とは直接関係ないこともどんどん把握して覚えていきましょう。
例えば、
- どこに何が置いてあるか
- ごみはいつどうやって捨てたら良いのか
- 社内の会議はいつ行われているのか
などですね。
このように会社の事をどんどん覚えていくことで、点が線になって行き、会社全体がどのように動いているのかが見えてきます。
すると、今自分がどのように動いたら周りに喜ばれるかが、どんどん分かるようになってくるのです。
なので、まずは専用のノートを作って、業務のこと、会社のこと、スタッフや上司やお客様の情報、それ以外の雑務のことなど、何でも良いので書き込んで覚えていきましょう。
2.仕事ができる人に自分から近づいていく
今関わっている人たちの中で、飛びぬけて仕事ができる人が必ず存在します。
その人に自分から近づき色々教えてもらいましょう。
仕事ができるようになるために大切なのは、仕事のやり方を教わるよりも、仕事ができる人が普段何を考えていて、どういう判断をしているのかを肌感覚でつかむことです。
そのためには、普段から仕事ができる人と同じ空間で同じ空気を吸い、何気ない会話の時間を増やしていくことが必要なのです。
仕事で悩んだ時は特にチャンスです。仕事ができる人に自分の考えを述べつつ、意見を聞き、どのように考えていくのかを吸収していきましょう。
仕事ができる人の考え方が、少しずつ分かって来るはずです。
3.仕事ができる人になったつもりで仕事をする
仕事ができる人に色々教えてもらえるようになったら、次はその人になり切って仕事をしてみましょう。
なり切ったつもりで仕事をしていると、その人がどんな感覚で仕事をしているかが分かるようになってきます。
自分なりの考えや判断や基準は捨てて「○○さんだったらどうするだろうか」を考えて働いてみてください。
もし仮に、理想の人物があなたの近くにいない場合、本の中に出てくる人物になり切って仕事をしてみるのも良いかもしれません。
「孫さんだったらどうするだろうか?」
「松下幸之助さんだったらどうするだろうか?」
「ジョブズだったらどうするだろうか?」
こんな風に、自分の考えで仕事をするのではなくて、理想の誰かになり切ってみます。
「あの人だったらどうするだろう?」を繰り返し考えていくことで、仕事のできる人の感覚がつかめるでしょう。
以上、仕事ができるようになるための3つのポイントをお伝えしました。
この3つのポイントは一度やって終わりではなく、1~3を繰り返し行うことでどんどん効果が出てきます。
ぜひ思い出すたびに実践してみてください。
仕事ができる人になる方法まとめ
今回は仕事ができる人になるための考え方について書きました。
要点をまとめておきましょう。
仕事ができる人の考え方は、
- 仕事の全体像を考える
- 関わる全ての人のことを考える
- ゼロ秒思考を心がける
- 完璧なんてないと考える
- 世のため人のためを考える
- 自分一人で全てやろうと考えない
- 常に勉強を怠らない
の7つでした。
そして、この考え方を自分に取り入れて、仕事ができるようになるための3つのポイントが、
- 仕事以外の会社の事もひたすら覚える
- 仕事ができる人に自分から近づいていく
- 他の誰かになったつもりで仕事をする
です。
この1~3のポイントを繰り返すことで、どんどん効果が出て来るようになります。
なので、この7つの考え方を頭に入れつつ、仕事ができるようになるための3つのポイントを、ぜひ明日から実践していただけたらと思います。