経営者・起業家・リーダーのための仕事の秘訣
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2019.03.14 更新|2018.09.04 公開| コミュニケーション

エナジーバンパイアの特徴と対策|今日からできる9つの身を守る方法

エナジーバンパイアの特徴と対策

エナジーバンパイアは困った存在です。あなたのやる気を奪ったり、エネルギーを奪ったりします。

あなたが

「よし!これから大事なことがあるから、しっかりやろう!」

と、モチベーションを高めたときに限って、エナジーバンパイアはあなたのエネルギーを奪おうとします。

せっかく気持ちを高めたのに、ストレスを感じたり、ドッと疲れたりするのは本当にもったいないことです。

ひどい場合には、人間関係の問題が起きたり、極端な例では人生が崩壊したりする人もいます。

なので、エナジーバンパイアから身を守ることは、とても、とても大事です。しかし、エナジーバンパイア対策は、かなり難しいです。その理由の一つが、どんな人がエナジーバンパイアなのか、なかなか分からないからです。

そこでこの記事では、エナジーバンパイアの特徴と見分け方、そしてエナジーバンパイアから身を守る9つの方法についてお伝えします。

また、エナジーバンパイアは「この人はエネルギーを奪いやすい」と潜在的にわかっています。

もし、あなたがこの『奪いやすい人』であり、対策をしなかったとしたら、状況がますます悪くなっていく可能性があります。

逆に、エナジーバンパイア対策できたのなら

「私はこんなにも、エネルギーを奪われていたの?」

と気づき、これからはモチベーションが失われる可能性がぐっと減るかもしれません。

もし、あなたがこれ以上、エネルギーを奪われないように身を守れたら、残したエネルギーで

「もっと前向きにチャレンジしたいな」
「大変だけど、さらにもう一歩良くしたいな」
「多少嫌なことがあっても、意欲的にがんばれるな」

と、思えるようになります。そうして、あなたの良さがもっと出てきて、あなたの才能がもっともっと発揮できるはずです。

もしあなたが、エナジーバンパイアの特徴を知り、対策を行いたいと思うのなら、ぜひこの先をお読みください。

目次

エナジーバンパイアとは

改めてお伝えすると、エナジーバンパイアとは、相手のエネルギーを奪って自分のエネルギーに変えようとする人です。

エナジーバンパイアのエネルギーの奪い方は、9つのパターンに分かれます。

自分の周りの状況に置き換えて、相手がどのエナジーバンパイアなのかチェックしてみてください。

エナジーバンパイアの9つの特徴

1.見下してくるタイプ

やたらと相手を見下すタイプのエナジーバンパイアがいます。相手を見下すことで、エネルギーを奪います。

たとえば

「あなたはココがダメ!(だから私の方が優れている)」

と、たとえ些細なことであっても指摘やダメ出しをしてきます。

エナジーバンパイアは相手を見下すことで劣等感を植えつけ、相手を精神的に疲れさせます。逆に自分は、自分の方が優れているという優越感がエネルギーとなって元気になります。

このように相手が失ったエネルギーをエナジーバンパイアは自分のものにするのです。

見下してくるエナジーバンパイア

2.脅してくるタイプ

相手を脅してエネルギーを奪ってくるエナジーバンパイアがいます。

「今すぐ自殺してやる!」
「私と別れたら死ぬから」
「私、もう辞めますよ、こんな会社」

と、まるで脅迫するかのように、エナジーバンパイアは相手の心を揺さぶり支配しようとします。

エナジーバンパイアに狙われた相手は、脅しに動揺します。そして嫌なのに言うことを聞かなくてはならないため、イライラしたり、精神的に疲れたりしてエネルギーを失います。

逆に、エナジーバンパイアは自分の意見を相手に認めさせることで、相手を支配したと感じます。そして優越感をエネルギーにして元気になります。

脅してくるエナジーバンパイア

3.否定してくるタイプ

相手を否定することでエネルギーを奪うエナジーバンパイアがいます。

たとえば

「それをやっても意味ないし、どうせ無駄になる。こんなの止めろ!」

と、人のアイディアを潰したりします。

エナジーバンパイアに否定された相手は、納得できずにイライラして精神的に疲れます。

その一方、エナジーバンパイアは思い通りに人を操作することができて、優越感に浸ります。そして、この優越感がエネルギーとなって元気になります。

否定してくるエナジーバンパイア

4.目立ちたがり屋タイプ

目立つことで周囲からエネルギーを奪うエナジーバンパイアがいます。この目立ちたがり屋タイプのエナジーバンパイアは、愛されたい欲求(承認欲求)が強い傾向があります。

たとえば派手な格好をしたり、注目を浴びるような行動をして、

「もっと私を見て!」

と注目を集めます。

またSNSでも

「私に”いいね!”をちょうだいね」

と言わんばかりに自慢の写真をアップしたり、幸せアピールをしたりします。

そのように「自分に何らかのリアクションを取ってもらう」という労力を、周囲に求めるのです。

そして誰かから「いいね!」がもらえたり、反応をもらえたりすると、『承認欲求が満たされて愛された』と感じて、自分のエネルギーにします。

目立ちたがり屋エナジーバンパイア

5.悲劇のヒロインタイプ

悲劇のヒロインを演じるタイプのエナジーバンパイアがいます。同情してくる相手からエネルギーを奪おうとするのです。

目立ちたがり屋タイプと同じく、愛されたい欲求(承認欲求)が強いタイプです。

たとえば、

「どうせ私なんて・・・」
「私はこんなにも大変なの・・・」

とネガティブな言動をして、相手から「かわいそう・・・」というような同情・優しさ・気遣いを誘います。

ネガティブな人を相手にするのは、正直精神的に疲れますし、エネルギーも下がってしまいます。

一方、エナジーバンパイアは「気にかけてもらっている」と感じることで、エネルギーを回復(相手から奪う)させようとします。

悲劇のヒロインエナジーバンパイア
目立ちたがり屋タイプとの違いは以下のようになります。

目立ちたがり屋は、SNSでの活動など、積極的な自分をアピールします。対して、悲劇のヒロインタイプは、消極的な自分をアピールします。

目立ちたがり屋タイプと悲劇のヒロインタイプは、両方とも自分をみてもらうことで「自分は愛されている」と承認欲求を満たしたいのです。

6.人をこき使うタイプ

人をこき使ってエネルギーを奪うエナジーバンパイアがいます。

「Aさんはコレをやっておいてね」
「Bさんはこっちやっておいて」
「Cさん、あれまだできないの?早くやって」

など、あれこれ指図したり、人をこき使って自分は楽をしようとします。

相手から労働力というエネルギーを奪うのはもちろん『人を使って物事を動かすデキる自分』に酔って、承認欲求を満たすことで、自分のエネルギーに変えようとします。

人をこき使うエナジーバンパイア

7.正論で言いくるめるタイプ

正論で言いくるめるタイプのエナジーバンパイアもいます。正論を言ったり指摘したりして、自分が正しくて相手が間違っている、と相手の上に立とうとします。

たとえば

「ほらね、やっぱり私が正しかったでしょ」
「ルールを守らなきゃダメでしょ」
「上司が言っているんだから聞きなさい」

など、エナジーバンパイアが言ったことが正論なだけに、相手は言い返せないのでストレスが溜まってエネルギーを失います。

逆にエナジーバンパイアは、相手を言いなりにさせたという優越感がエネルギーとなります。

正論で言いくるめるエナジーバンパイア

8.引きこもりタイプ

引きこもりタイプのエナジーバンパイアもいます。無口になって自分の世界に閉じこもるような行動をとります。

たとえば、

「・・・」
「どうしたの?」
「・・・」
「大丈夫!?」
「・・・」
「私、何か悪いことした!?」
「・・・」

と、おし黙ることで相手の気を引いたり、同情を誘う行動に出ます。

悲劇のヒロインタイプと同じように、相手からの優しさ・同情・気遣いを誘い、エネルギーを奪おうとします。

引きこもりエナジーバンパイア
場合によっては長い間無視をして、相手との関わりを断つこともあります。

9.小悪魔タイプ

異性を手玉に取る小悪魔タイプのエナジーバンパイアもいます。自分のことを恋愛対象と思っている相手を振り回して、エネルギーを奪おうとするのです。

たとえば、異性に気のあるそぶりを見せて相手を誘惑します。しかし、相手が反応したら急に冷たくして突き放し、逆に相手の反応が悪くなったらまた誘惑して気を引こうとします。

小悪魔タイプのエナジーバンパイアに振り回されると、精神的に疲れてエネルギーを失ってしまいます。

一方エナジーバンパイアは「好意を持たれていること」に満足し、優越感に浸ってエネルギーを得ていきます。

また人によっては、二股や三股以上して、多くの異性からエネルギーを奪おうとします。

小悪魔エナジーバンパイア
以上、9つのエナジーバンパイアの特徴をお伝えしました。

ただもう一つ、上記とは別にエナジーバンパイアに共通する特徴というか、性質があります。

それは、私たちが気づかないうちにエネルギーを奪ってくる、ということです。

気づかないうちにエネルギーを奪ってくる

エネルギーのやり取りは、潜在意識で行われます。要は、意識することが出来ない、ということです。

なので「疲れた…」とか「なんか調子悪いな…」と感じたときには、すでにエネルギーが奪われた後になります。

さらに厄介なことに、エネルギーを奪われているときは気持ちが良い場合もあるのです。

献血などで大量の血を失うときは、気持ちが良いと感じることがあります。また、衝動買いでお金をたくさん使うと、スッキリ気持ち良い場合もあります。

それと同じで、エナジーバンパイアにエネルギーを奪われているときは、気持ちが良いときもあるのです。

例えば誰かと話していて、楽しく盛り上がったとします。

でもその人と別れるとぐったりして、実はエネルギーを奪われていた、というのはよくある話です。

「なぜそんなことをするのか??」

と思うかもしれませんが、次にエナジーバンパイアの目的をお伝えします。

エネルギーを奪う目的

エナジーバンパイアはその名の通り、エネルギーを奪いたくて、奪いたくて仕方がないのです。

なぜなら、エナジーバンパイア自身がエネルギー切れになっているからです。何らかの事情で自分にエネルギーや元気がなくて、自分ではどうすることもできないので、相手から奪うという形でエネルギーを充電しようとします。

なので、あなたの周りにエナジーバンパイアがいたら、気づかぬうちにエネルギーを奪われているかもしれません。

次にエナジーバンパイアの見分け方をお伝えしますので、周りの人がそうじゃないかチェックしてみて下さい。

エナジーバンパイアの見分け方

エナジーバンパイア診断:13のチェックリスト

エナジーバンパイアによく見られる行動やクセを、チェックリストにしてみました。

もし周りに「あの人エナジーバンパイアかも…」と思う人がいたら、以下の13個のうち、いくつ当てはまるか確認してみてください。

□ 自己主張が強い
□ 承認欲求が強い
□ 愚痴が多い
□ 相手を利用する
□ 被害妄想が激しい
□ 気を引こうとする
□ 人が嫌がることをする
□ ネガティブ思考
□ 注目を集めようとする
□ 正論で打ち負かそうとする
□ 相手の上に立とうとする
□ 相手を脅す、あおる
□ 同情を誘う

 

0~3個:エナジーバンパイアの疑いは低い
4~8個:エナジーバンパイアの可能性あり
9~13個:エナジーバンパイアの可能性が非常に高い!

わかりやすくエネルギーを奪おうとするバンパイアもいますが、親切なフリをしてバレないように奪ってくる『隠れエナジーバンパイア』もいますので注意が必要です。

でも安心してください。隠れエナジーバンパイアであっても、見分ける方法があります。

一発でわかるエナジーバンパイアの見分け方

チェックリストを使ってもなかなか分からない場合は、この方法を試してみてましょう。

相手に会って話をして、別れた直後に次のように自分に問いかけてみて下さい。

「次の日もまた、あの人に会いたいだろうか?」

もしあなたが

「もうお腹いっぱい・・・しばらくいいや・・・」
「ふぅ、疲れた・・・」

と思うのなら、相手にエネルギーを奪われている可能性が非常に高いです。なのでその人は要注意、ということになります。

以上、ここまでエナジーバンパイアの特徴についてお伝えしました。

次に、エナジーバンパイアに狙われやすい人の特徴をお伝えします。もしかしたらあなたは、以下の特徴に当てはまるかもしれません。

エナジーバンパイアに狙われやすい人の特徴

以下の7つの特徴のうち、あなたはいくつ当てはまるかチェックしてみてください。

□ 相手の言葉に相づちをよくうつ
□ 人に話に同情・共感しやすい
□ 相手の話を聞きすぎる
□ 助けてあげたい気持ちが大きい
□ 情報に無防備(鵜呑みにしやすい)
□ 相手の発言を信じやすい
□ 本音が言えない(イヤと言えない)

 

0~1個:エナジーバンパイアに比較的強い
2~5個:油断すると一気にエネルギーを奪われる
6~7個:バンパイアが取りたい放題!非常に危険

エナジーバンパイアはあらゆる手段・あの手・この手で、あなたからエネルギーを奪おうとします。

例えば、人の気を引こうとして自分の不幸話をするエナジーバンパイアに対して、

「あ、そうなんだ、それは大変だね。分かるよその気持ちは」

と共感や同情を示すことは、決して楽しいことではないと思います。

相手のネガティブな話を聞いていると、気がめいってしまう、つまりエネルギーが失われてしまうのです。

そしてエナジーバンパイアは「気にかけてもらっている」「心配されている」「愛されている」と感じて、エネルギーを得ていくのです。

そうやってエネルギーがある相手から、エネルギーを奪うのです。

本当に困っている人を助けたい、という純粋で優しくて真面目な人ほど、エナジーバンパイアからエネルギーを奪われやすいのです。

そのような人は「私さえ我慢すればいい」と自己犠牲になりがちです。一人で抱え込んでしまうわけです。

また、嫌なことはイヤ!と言えない人ほど、エナジーバンパイアに狙われます。

もしあなたがエナジーバンパイアに狙われやすいのであれば、これからお伝えする撃退法を試してみてください。

エナジーバンパイア撃退法|身を守る方法

バンパイア撃退の9つの方法

1.同情・共感せずに聞き流す

エナジーバンパイアにネガティブな話をされて、明らかに同情や共感を誘っていると感じる場合は、相槌は打ちつつも聞き流すようにしましょう。

聞き流すことで、エナジーバンパイアは「あ、この人からエネルギーは奪えないな」と感じ、同情・共感を得ようとする行動は減っていきます。

逆に少しでも共感や同情を示すと、エナジーバンパイアは勢いづいてさらに共感や同情するように誘ってきます。

この手にはまってしまうと、あなたのエネルギーがどんどん奪われてしまいます。

なので、聞き流すようにして、心が動かされないようにしましょう。

2.過度に拒絶しない

「エナジーバンパイアだ・・・やだな」

と過度に拒絶したり守りに入ったりすると、よりエネルギーを奪われやすくなります。

その理由は、自分がエナジーバンパイアを意識すればするほど、エネルギーを奪われる自分をイメージしてネガティブになるからです。

すると、もっとエナジーバンパイアの影響を受けやすくなります。

なので、過度に拒絶をする必要はありません。

もしネガティブになりそうな時は、

「私は、影響を一切受けません!」

と、心の中で宣言してみてください。このように自分に言い聞かせることで、エナジーバンパイアの悪い影響を受け付けない、強い意志を持つことができます。

3.距離を取る

エネルギーを奪われそうだと気づいた時は、すぐに電話に出ない、メールを返すときに時間を空ける、会う頻度を減らすなど、直接的にも精神的にも距離を取るようにします。

エナジーバンパイアは相手との距離が近いと感じると「もっとエネルギーを奪える」と思って、ますますあなたに近づいてきます。

4.姿勢に注意する

エナジーバンパイアの話を聞くときは、前のめりにならないように注意します。

なぜなら前のめりになるのは「あなたに興味があります」という意思表示になってしまうからです。

エナジーバンパイアに興味を示してしまったら、ここぞとばかりにあなたのエネルギーを奪おうとしてきます。

なので話を聞く際は、若干後ろ側に重心を置くようにしてみてください。

会社でエナジーバンパイアの上司に理不尽な説教を受ける際には、心の中で自分が対等な関係性であり、立場の違いで指導を受けている、と考えるようにします。

(もうしません、やめてください。勘弁してください・・・)と猫背になって、申し訳なさそうに逃げのポーズになるほど、エナジーバンパイアはエネルギーを奪おうとします。

「(私は今の立場において、あなたのアドバイスをありがたく受け取ります)」

と少し胸を張って聞くと、エネルギーが奪われづらくなります。ただし、踏ん反り返ると逆に威圧的になるので、注意してください。

5.イエスマンになりすぎない

何でも「はい」と言う人は、エナジーバンパイアに狙われます。

なぜなら言うことをなんでも聞いてくれる人はエネルギーを奪いやすい、とエナジーバンパイアは思うからです。

相手のいうことを何でも聞くイエスマンになるのではなく、自分で考えて正しい判断をして、時に反論する事も必要です。

6.本音を伝える

エナジーバンパイアは、自分がエネルギーを奪っていると気づかない場合もあります。

なので、エナジーバンパイアがエネルギーを奪うようなことをして来たときに、本音を伝えることで、エナジーバンパイアが自分の過ちに気づき、態度が変わることがあります。エネルギーを奪うのを止めることがあるのです。

なので言いたいことを飲み込まずに、お互いの関係をどのようにしていきたいのかや、目指したい姿を本音で伝えることが大切です。

きちんと意思表示をすることで、一旦その時は関係性が崩れたとしても、分かり合えれば昔よりももっと良い関係になる事もできます。

7.対策マニュアルを作成する

エナジーバンパイアがエネルギーを奪いにくるパターンと、そのときの自分の対処法をまとめた『エナジーバンパイア対策マニュアル』を作ることもおすすめです。

本のようにがっつりと作る必要はありません。箇条書きのメモでも良いです。

「相手が愚痴を言って来たら、〇〇する。」

など、相手の反応に対する自分の対策を書くと良いでしょう。そうすることで、エネルギーを奪われそうになった時に対処することが出来ます。

また、

「私をこき使おうとむやみに指示してきたので、イライラしてエネルギーを失った」

など、相手の行動で自分がどうエネルギーを失ったのか?もメモしておくと良いです。文字にすることで「ああ、この瞬間にエネルギーを奪われるんだ」と自覚出来ます。

そして一度自覚できれば、次にエネルギーを奪われる瞬間が分かるようになります。つまり、対策しやすくなるということです。

8.環境を変える

色々と試してもエネルギーを奪われ続ける場合は、環境を変えてしまうのも手です。ギリギリまで粘って粘って、それでもダメなら逃げましょう。

すぐに出来ることではないかもしれませんが、会社を辞めたり、家を出たり、引っ越すことで状況が一変する場合は多いです。

9.仲良くしようとしない

エナジーバンパイアと仲良くしない、ということも選択としてアリです。

人それぞれ性格や価値観が異なるように、どうしても理解しあえない人はいます。無理やり自分を押し殺して仲良くしても、精神的にストレスを抱えてしまうだけです。

当然ながら、エナジーバンパイアと関わらなければ、エネルギーを奪われることはありません。

なので、仲良くせず、関わらないようにすることも、自分を守ることにつながりがります。

しかし、家族にエナジーバンパイアがいる場合は、簡単には関係を切ることができません。

その場合にどのようにしたら良いのかを、次でお伝えします。

家族にエナジーバンパイアがいる場合

家族がエナジーバンパイアの場合は、避けようとしてもどうしても避けられない場合もあります。ただ、それでもエナジーバンパイア対策は可能です。

「関係が壊れるんじゃないか・・・」

と不安になるかもしれません。が、勇気を出してエナジーバンパイア対策をすることで、家族の関係が良くなることがあります。

実際に、エナジーバンパイアだった旦那さんを変えたとある奥さんがいました。

その旦那さんにはやりたい夢があって、数年間追いかけ続けていました。

奥さんは、旦那さんを支えたいと思って

「応援しなきゃ、応援しなきゃ!」

と思って一生懸命やっていました。しかし、旦那さんの夢はなかなか叶わずに、そして夫婦関係もうまく行っていませんでした。

うまくいかない理由は、旦那さんが夢に向かって具体的な行動していないからでした。

彼はその夢を追いかけて向かっている、と宣言することで周りから「すごいね!」「頑張っているね」と言っててほしくて、そうやって格好をつけていたのです。

つまり、旦那さんがエナジーバンパイアで、周りの人から「すごい」と言ってもらうことで、エネルギーを奪っていたのでした。

奥さんは、なかなか行動に移せない旦那さんを見ながら、それでも夢を言い続けるのなら頑張って欲しい、と応援を続けました。

しかし、どんなに支えても一向に行動に移さない旦那さんに、奥さんは疲れ切ってしまいました。エネルギーが失われていたのです。

ただこのままではいけない!と、奥さんは初めて旦那さんに本音でぶつかったのです。

「あなたは夢を本当に、本当に実現したいの?あなたは夢に逃げている様に感じる」

とはっきりと伝えました。本音を伝えることは彼女にとっては簡単ではありませんでしたし、勇気が必要でした。

ただ、その時に旦那さんは、

「いや、自分は本気じゃなかった。夢に向かうことを本気でやっていなかった」

と認めたのです。

その日から彼の行動は変わっていきました。周りからエネルギーを奪うことをやめ、夢に向かって行動するようになったのです。

そして奥さんはもっと、もっと旦那さんを支えたいと思う様になり、夫婦関係が良くなって行きました。

これは本音で本気で向き合うことで、旦那さんが変わった実例です。

以上、エナジーバンパイア撃退法として、9つの方法をお伝えしました。

「これで対策はバッチリ」と思ったかもしれません。が、エナジーバンパイア撃退法を知れば知るほど、落とし穴というか、絶対に注意しておきたいことがあります。

エナジーバンパイア撃退の注意点

エナジーバンパイア撃退の注意点は、過剰に反応すると人間関係が崩れやすくなることです。

どういうことかお伝えします。

エナジーバンパイアに関わり過ぎないようにしようと思えば思うほど、相手に対して拒絶反応が出てしまいます。

「あの人はエナジーバンパイアだから近寄らないようにしよう」
「あの人が来たから、会話はほどほどにしてブロックしよう」
「あの人が来てていやだな…」

そう思うほど、相手を下に見てしまったり、差別するようになったりします。

そうした空気感は対象となる相手だけではなく、周囲にも広がってしまいます。場合によっては関係ない周りの人たちとの関係も崩れやすくなるので、注意が必要です。

なので、

  • 他の人と同じように接する
    会話していてエネルギーが奪われそうになったら、聞き流す
    波風立てず、単純に距離を置いて関わらないようにする

などを心がけて、関係ない人たちに悪影響が出ないように意識してみて下さい。

以上、エナジーバンパイアの撃退法と注意点をお伝えしました。

とはいっても、エナジーバンパイアからエネルギーを奪われてしまうこともあると思います。

そこで次に、奪われたエネルギーを復活させる対処法についてお伝えします。

エネルギーを奪われた時の7つの対処法

人はエネルギーを奪われると元気がなくなったり、イライラして不安を抱えた状態になったりします。また、ストレスによって自律神経が正常に働かなくなります。

自律神経が乱れると、汗を出したり体温調整をしたりする機能が正しく働かなくなります。結果として、手足や足先などの末端が冷えるようになります。

なので、この不安やストレスへの対処と、冷えた部分の血の巡りを良くするように、以下の7つの方法を試してみて下さい。

1.風呂にゆっくり浸かる

エネルギーを失ったときは、何よりも体を温めることが大切です。先ほども言ったように、冷えの症状が出ることがあるからです。

温める目安は、じんわりと汗をかくくらいです。お風呂に入り体を温めることで副交感神経が優位となり、気持ちが落ち着いてきます。また、幸せホルモンのセロトニンが分泌されます。

エネルギーを奪われたことによるストレスや体の冷えなどの、回復効果が期待できます。

なのでシャワーではなくて、湯船につかってみて下さい。

2.手足の末端をマッサージをして温める

手足の末端をマッサージしたり、回したりして柔らかくしましょう。なぜならこうすることで、手足の末端の血液の流れが良くなって、手足が温かくなるからです。

おすすめなのは、爪の間をオリーブオイルでマッサージする方法です。

無添加のオリーブオイルを綿棒に染み込ませ、なでるように爪と皮膚の間をマッサージします。

1分ほどで血の巡りが良くなり、指先が赤みを帯びてきます。

3.前向きになる言葉や音楽に触れる

エネルギーを失いネガティブになった時は、前向きになる本・映画・音楽・漫画・詩などを見ましょう。

なぜなら、そのようなものを見たり聞いたりすることで、やる気に満ち溢れて、エネルギーが湧いてくるからです。

もちろんエナジーバンパイアとの関係を改善する、という直接的な対策も大事です。が、すぐに解決!とはいきませんよね。

なので、前向きな言葉や音楽に触れて、失われたエネルギーを復活させていきましょう。

4.アロマで部屋の中を良い香りで満たす

アロマやお香を炊いて、部屋の中を良い香りで満たすようにしてみて下さい。なぜなら良い香りを嗅ぐことで、リラックスして気持ちが落ち着く効果が期待できるからです。

特に寝室を良い香りにすることがおすすめです。

先ほど言った通り、エネルギーを失うと自律神経が乱れて、手足の末端が冷えます。結果、睡眠の質が低下するのですが、アロマで自律神経を整えることで、睡眠の質を改善させることにつながります。

また、不安を抱えたネガティブな状態で眠りに入ると、その気持ちが潜在意識に入りやすくなります(眠りと潜在意識の関係は後ほど解説します)。

しかし眠る直前に、アロマで部屋の中を良い香りで満たすことで、不安やネガティブな思考を払いのけることができます。

失われたエネルギーを取り戻すことができるので、ぜひ試してみて下さい。

5.前向きなイメージをしながら寝る

寝る直前に、前向きなイメージを膨らませながら、眠りつくようにしてみてください。

その理由は、眠りにつく直前は変性意識状態となり、その時に考えていることが潜在意識に刷り込まれやすくなるためです。

人間関係がうまくいっている未来や、自分の夢が叶っている未来など、前向きなことを潜在意識に刷り込むことで、前向きな自分を取り戻すことができます。

エナジーバンパイアにエネルギーを奪われている状態は、ストレスを抱えているのでネガティブ思考になりやすいです。

そしてネガティブ思考が続くと、その弱みに付け込んでエナジーバンパイアにさらにしつこく狙われてしまいます。

なのでネガティブ思考を断ち切るためにも、前向きなイメージをしながら眠りにつくようにしてみて下さい。

6.朝起きて、前向きな言葉を宣言する

これもネガティブ思考を断ち切って、ポジティブになるための方法です。

朝起きた時に、太陽の光を食べる自分をイメージしながら、

「私は元気です。エネルギーに満ちあふれています」

と宣言します。肯定的な言葉を自分に宣言して、潜在意識に「自分は元気です」と認識させる方法です(アファメーションと言います)。

また、太陽はエネルギーの源です。その光を食べて取り込むようなイメージをすることによって、自然からエネルギーをもらった、と感じることができます。

要は、エナジーバンパイアによって奪われたエネルギーを、回復させる効果が期待できるということです。

イメージして宣言するだけなので、ぜひこの方法を試してみて下さい。

7.食べるものを光のエネルギーに見立てる

少し抽象的な話になりますが、食べるものを「光のエネルギーに見立てる」という方法も、エネルギーを回復させる効果があります。

分かりづらいと思うので、詳しくお伝えしますね。

例えばお米ができるまでをイメージしてみて下さい。

梅雨が終わった夏のはじまりに、太陽の光のエネルギーをいっぱいに浴びて、豊かな青々とした稲が育ちます。

田んぼには綺麗な水が流れており、太陽の光に照らされてキラキラと光っています。

この水は、太陽の光で海水が蒸発し、雲となって山に降り注いだ水です。大自然の濾過(ろか)によってだんだんと不純物がなくなり、美味しい水となります。

田んぼにはバッタやカエル、ヘビがいて、食べて、そして食べられて土の栄養分となります。

こうした自然の営みは、2800年以上前の縄文時代からずっと続けられてきた事です。

そうやって太陽をはじめとした輝く生命のエネルギーの循環によって、お米が出来たと見立てて(イメージして)、ご飯を食べます。

すると、体の中にエネルギーが取り込まれていきます。

もちろんこれは「イメージ」の話なのですが、実際に試してみると、その効果を感じられるはずです。

今日このあと食べる料理を、光と見立てて食べてみて下さい。

番外編:パワーストーンはエナジーバンパイアに有効?

「パワーストーンはエナジーバンパイアに有効?」

もしかしたら、あなたもそう思ったことがあるかもしれません。

先ほどの見立てのように、パワーストーンに守られているとイメージできれば有効と言えます。しかし、物理的には効果はありません。

もう一度お伝えしますが、パワーストーンをつけるだけで、エネルギーを奪われることを防止することはできません。

パワーストーンをつけていても、エナジーバンパイアからエネルギーを奪われることもあります。

なので、パワーストーンをつけているから絶対安全!と思うのではなく、守られているイメージを忘れないようにしましょう。

以上、エネルギーを奪われた時の対処法についてお伝えしました。

が、それでも対処がおいつかなくてエネルギー切れになると、今度は自分が誰かのエネルギーを奪おうとしてしまうことがあります。

つまり、自分がエナジーバンパイアになってしまうということです。

なので次は、自分がエナジーバンパイアにならないために、気をつける点についてお伝えします。

自分がエナジーバンパイアにならないために

自分がエナジーバンパイアにならないためには、自分で自分のエネルギーを満たす必要があります。

まず、自分の都合ばかり考えて、思うがままに人を利用しないように意識することが大事です。

そして、元気で明るく前向きで『ご機嫌な状態』を自分で作れるようになることが必要です。

「自分の行動が相手のエネルギーを奪っていないかな」

と考えるのはもちろん、

「今の自分はエネルギーが落ちていないかな?」
「落ちているのなら自分で回復させよう」

と、自分の状態をチェックしたり、相手の反応を見たりします。

もしくは親しい人に自分の状況を指摘してもらいながら、調子を整えていくことが大切です。

自分がエナジーバンパイアになってしまった時の対処法や治す方法

それでも自分がエナジーバンパイアになってしまった場合は、

「今のネガティブな自分は自分ではありません」
「私は人のエネルギーを奪いません」

と声に出したり、心の中で宣言したりしましょう。

あなたがもしネガティブな思考を持ってしまっているなら、それは、他のエナジーバンパイアに影響されているだけかもしれません。

そんなネガティブな自分は本来の自分ではない、と思うようにしましょう。

先ほどお伝えしたエナジーバンパイアの撃退法を実施し、自分のエネルギーを上記の方法で回復させ、エネルギーに満ち溢れる自分に戻します。

そして、関わる人の幸せや喜びのために、自分ができることを考えて行動しましょう。

「どうして私ばっかりこんな目に・・・」
「どうしてあの人は、こんなひどいことをするのだろう」

と、自分のことを中心に考えている状態を、

「あの人のために何ができるかな」
「これをやったらあの人は喜ぶかな」
「どうせやるなら、もっと良くなるようにしよう」

と、周りのことを中心に考える状態にする、ということです。

気持ちが外に向くことで、エネルギーを奪うバンパイアから、エネルギーを与える人に変わっていきます。

まとめ

エナジーバンパイアにエネルギーを奪われると

  • 精神的に疲れる
  • ネガティブ思考に陥ってしまう
  • 性格がゆがんでしまう(最悪、犯罪行為に走ることも…)

など、悪影響を受けてしまいます。

なのでもし、あなたの周りにエナジーバンパイアがいるのなら、お伝えした撃退法や対処法を試してみて下さい。

きっと状況が好転して、今まで感じていたストレスや不満の大きさが変わっていくはずです。

人に振り回されない人生を歩んでいきましょう。

小田真嘉(おだ まさよし)

監修・小田真嘉(おだまさよし)

経営者とリーダーの相談役(歴18年目)。創業450年の老舗企業から革新的ベンチャーまで4000社以上をコンサル。人生のどん底を何度も経験し、あらゆる成功の闇に直面したことから、生きる意味と働く目的を探究。1万人との対話と師の教えから仕事・会社・家庭の「成長4段階説(4つのステージ)」を体系化。複数の企業顧問も務めながら、仕事と人生のステージを上げるための経営コンサルティングとビジネス講座を行う。働き方と生き方の次元を一気にあげる会員制ビジネスコミュニティ「NEXT DIMENSION」を主催。