人生の転機が訪れる5つの前兆と人生を変えるための3つの手順
人生の転機を経験している人は、共通して「問い」や「疑問」を持っています。
今ある課題や悩みに対して「どうすればいいのか?」と問いや疑問を持っている人は、自然とその答えが見つかり、人生の転機が訪れて、より良い人生を歩まれています。
もしかしたらあなたは人生の転機を迎えたい、人生を変えたいと考えているかもしれません。ただ、人生の転機がいつ訪れるのかは、なかなか分からないものです。
そこでこの記事では、今まで1万人以上の相談に乗ってきた小田真嘉さんから聞いた「人生の転機を迎えて、より良い人生に変える秘訣」についてお伝えします。
そもそも人生の転機とは何かや、人生の転機が起こる時に現れる前兆、また人生の転機をあなたの手で作り出す手順についてもお伝えします。
詳しくは後程お伝えしますが、もしかしてあなたは今、大きな課題や悩みを抱えていたり、今の環境が居心地悪いと感じていたり、別れを経験したりしていませんか?
それらはあなたにとっての「人生の転機の前兆」かもしれません。だとしたら、人生をより良く変えるためにも、この記事でお伝えしている方法を試してみて下さい。
目次
人生の転機とは「人生や生き方が変わる際のきっかけ」
そもそも人生の転機とは一般的に、人生や生き方などがこれまでとガラッと変わる際の「きっかけ」のことを指します。
たとえば国際交流会に参加して、外国の人と知り合って付き合うようになり、結婚し、そして日本を離れて海外で暮らすようになった人にしてみれば、国際交流会に参加したことが人生の転機と言えるでしょう。
また人によっては、事故や病気などを経験して生活や価値観が変わる人もいますし、パートナーと別れたことで新たな道が開ける人もいます。
そのように「今までの生き方や今まで過ごしてきた環境とは全く別のものに変わるきっかけ」が人生の転機です。
人生の転機は、誰にでもあるものです。ただ、人生の転機はいつ訪れるのかは人それぞれ違いますし、一概に言えません。
孫正義さんは、高校生の時にマクドナルドの創業者である藤田田氏に会いに行き、コンピュータ関連の仕事に就くようにアドバイスをもらったという話があります。その経験はまさに人生の転機と言えます。
若くして人生の転機が訪れる人もいれば、年老いてから人生の転機が訪れる人もいます。また、いつが人生の転機なのかを予測することも出来ません。
たいていは過去を振り返って「ああ、あの時が人生の転機だったな…」と思うものです。
ただし、人生の転機が訪れる(人生が変わり始める)前兆のようなものがあります。
人生の転機が訪れる5つの前兆
人生の転機が訪れる前兆は、以下の5つです。
- 親しかった人たちとの辛い別れがある
- 夢や志に反発する人が出てくる
- 意外な人から声がかかる
- 体の調子が悪くなる
- 今の環境が居心地悪く感じる
あなたの人生が激変するタイミングを見逃さないためにも、これを機に5つの前兆を知っておきましょう。
それでは一つずつお伝えします。
親しかった人たちとの辛い別れがある
人生の転機が訪れる前は、親しかった人たちとの辛い別れを経験する場合があります。
例えば、恋人と別れたり、親しかった人と死別したりなどです。また人だけでなく、長年住んでいた家を引っ越したり、所属していたチームやコミュニティを抜けたりといった別れもあります。
別れの後には、新しい出会いがあります。あなたの人生を変えるキーパーソンに出会ったり、今までとは違った価値観を持っている人達に出会ったりなどです。そしてそれが人生の転機となる人もいます。
夢や志に反発する人が出てくる
また人生の転機が訪れる前には、あなたの夢や志に反発する人が出てくることがあります。
例えば、会社を辞めて独立しようと家族に相談したら「無理だよ!」と言われたり、同僚に相談したら引き留められたりなどです。
今後の人生を左右するような決断をする際は、お決まりのように反発する人が現れるものです。逆に考えれば、周りから反発されるくらいのことでなければ人生が変わらないのかもしれません。
意外な人から声がかかる
人生の転機が訪れる前兆には、「意外な人から声がかかる」というものがあります。
例えば、自分が全く想像していなかった人から「仕事を手伝ってくれませんか?」という依頼が来たり、転職の話が舞い込んできたりなどです。
また人だけではなく、たまたま手に取った1冊の本に書かれていた文章が妙に引っ掛かって、あなたの行動や考え方、価値観を変えるきっかけとなるかもしれません。
体の調子が悪くなる
人生の転機が訪れる前の前兆には、体調が悪くなるというのもあります。大きな病気にかかったり、事故に遭ったりなどです。
例えば、自己啓発で有名な中村天風は、過去に肺結核を患っています。その治療のために世界を回りました。そして道中に出会ったインドのヨーガの聖人と邂逅し、弟子入りして修業を積み、悟りを開くに至ります。
また、この記事を書いている私(牛窪)の体験談になるのですが、人生の転機が訪れる前は体調が悪くなった経験をしました。
私は小田さんに出会ったことが人生の転機となって、本当に自分がやりたいことが見つかり、迷いなく仕事や人生に打ち込むことが出来ています。
ただその前は、毎朝布団から起きられないくらい不調を感じていました。それだけでなく、頭の中は「もういっそのこと、このまま人生が終わってもいい…」と考えるほどネガティブ思考でいっぱいでした。
当時は「何とかしないと」と常に考えていて、現状から抜け出すために試行錯誤したものです。
結果的に小田さんと出会うことが出来たのですが、もし不調を感じることなく、また人生に疑問を感じることなく生きていたら、人生の転機は訪れていなかったのかもしれません(もちろんタラレバの話ではありますが)。
体の調子が悪くなったり、大きなけがをしたりすると、人生について考える時間が増えたりします。そして現状を変えようという意識が働いて、変わるような行動を次第にするようになって、それが人生の転機につながっていくのかもしれません。
今の環境が居心地悪く感じる
また人生の転機が訪れる前兆として、「今の環境が居心地悪く感じる」というものがあります。
例えば、今の会社の風土や人間関係が合わないと感じ始めたり、一緒にいる人たちと話がかみ合わなくなったりなどです。
環境が変われば人は変わると言います。今の環境が合わないと感じるのは、無意識に「変わりたい」もしくは「変わらなければ」という気持ちがあるからなのかもしれません。
結果、住む場所や仕事を変えたり、付き合う人たちを変えたりして、そこで新たに出会った人たちに影響されて人生が変わっていく…という経験をされる方もいます。
以上、人生の転機が訪れる時に現れる前兆についてお伝えしました。
あなたに心当たりはあるでしょうか?
ただ、まだ人生の転機が訪れる前兆を感じていないかもしれません。でも、今の環境や人生そのものを変えたいと思っているから、この記事を読んでくれているのだと思います。
なので続いて、人生の転機を作り出す方法についてお伝えします。
人生の転機を作って人生を変えるまでの3つの手順
人生の転機を作って、人生を変えるまでの手順は、以下の3つです。
- 問いを持つこと
- 前兆を見逃さないこと
- 決断すること
「人生の転機は運命のようなもので、時が来れば自然とやってくるもの」というイメージがあるかもしれません。
ただ繰り返しますが、人生の転機はあなたが作り出すことが出来ますし、人生を変えていくことも不可能ではないと私も小田さんも考えています。
その手順を一つずつお伝えします。
問いを持つこと
人生の転機を作り出すための第一歩が、問いや疑問を持つことです。
小田さんが出会ってきた、人生の転機を経験して良い人生を歩まれている方たちは、共通して「問い」や「疑問」を持っていたそうです。
問いや疑問を持つとは、例えば仕事や人生において、以下のようなことを自問するということです。
- 私はどんな人生にしていきたいのか?
- どんな歩み方をしていきたいのか?
- そのためにはどんな仲間が欲しいのか?
- 仲間たちとどんな仕事をしていきたいのか?
- その仕事をするために、何を知っておくべきなのか?
- どんなスキルを身に着け、マスターしたいのか?
- 幸せになるにはどうすればいいのか?
- 親として、子供にどんな教育をしていけばいいのか?
- (仕事で)お客様に真に喜んでもらえるにはどうすればいいのか?
など、問いや疑問を常に持つことで、その答えがあなたの元にやってくるものです。
例えば私(牛窪)は以前、やっている仕事に行き詰まりを感じ、体調を崩し、この状況を打破するにはどうすればいいかと自問していました。
その後小田さんに出会い、仕事や人との接し方、体調の整え方などについて教わっていきました。結果、私の疑問は晴れて、体調も良くなり、お客様との関係も良好になり、そして今では小田さんと一緒に仕事をしている…という風に人生が変わったのです。
私が疑問に抱いていた「どんな人生にしていけば良いのか?」という答えを教えてくれたのが小田さんなのですが、その小田さんとの出会いそのものが「人生の転機」でした。
ただ、問いに対する答えはいつやってくるかは断言できません。答えが来るのは「問い」を持った翌朝かもしれないし、半年、1年後かもしれません。
また、どこからやってくるかも分かりません。たまたま見たドラマや映画の登場人物のセリフにヒントがあるかもしれないし、居酒屋で隣の席に座っているサラリーマンの話がヒントになる可能性だってあります。
そのように問いの答えはいつやってくるのか、どこからやってくるのかが分からないのです。
なので繰り返しますが、常に問いを持ち続けることが大切です。
前兆を見逃さないこと
そして問いや疑問を持ち続けるだけでなく、先ほどお伝えした「人生の転機が訪れる前兆」を見逃さないように意識することが重要です。
断言はできないのですが、前兆が起こったら、あなたの元に問いの答えがやってくる日が近いのかもしれません。また、それこそ人生の転機そのものが訪れる可能性もあります。
しかし、人生の転機や前兆について何も考えずに過ごしていたら、気付かずにスルーしてしまいます。
結果、人生が変わることなく今の生活を続ける…という状況になってしまうかもしれません。
「見逃さないこと」と言うと抽象的なのですが、普段から周囲や環境の変化に気を配って、人生の転機が起こる前兆を見逃さないようにしていきたいところです。
決断すること
仮に人生の転機が訪れても、行動に移さなかったら人生は変わりません。
なので、「コレが人生の転機だ」と感じたのなら、勇気を持って決断していくことが必要です。
先ほどもお伝えしたように、あなたの行動を邪魔したり、引き留めたりする人が現れるかもしれません。その過程で、今まで一緒にいた人たちと別れを経験しなければならないこともあります。
しかし、人生の転機とはそういうものです。これまでの人生がガラッと変わるわけですから、多少の痛みやリスクはあるものです。
大事なのは、決断したあとにどのような結果になったとしても受け入れるということです。自分で判断し、行動して、後悔のないように全力で取り組む。それがどんな結果になろうとも受け入れることで、「良い人生だったな」と思えるものです。
もし人生の転機が訪れたのなら、勇気をもって決断することが大事だという話を思い出してみて下さい。
まとめ
人生の転機とは、これまでの人生が変わる際のきっかけのことです。
人生の転機は誰しも経験する可能性がありますが、いつ訪れるのか、どこからやってくるのかを予測することは出来ません。
ただ、人生の転機が訪れる前兆のようなものがあります。この記事では、以下の5つの前兆を紹介しました。
- 親しかった人たちとの辛い別れがある
- 夢や志に反発する人が出てくる
- 意外な人から声がかかる
- 体の調子が悪くなる
- 今の環境が居心地悪く感じる
また今は前兆を感じていなくても、人生の転機を自ら作り出して、人生を変えていくことも出来ます。その方法は「問いを持つこと」「前兆を見逃さないこと」「決断すること」の3つです。
とにかく大事なのは、人生において「問い」を持つことです。より良い人生を歩まれている人たちは、共通して「問い」を持っていたと小田さんは話します。
もし人生の転機を迎えて、人生を変えたいと思っているのであれば、まずは「どのような人生を歩んでいけば良いのか?」といった問いを持つことから始めてみて下さい。